第42回 日本光医学・光生物学会

会頭挨拶

 この度、第42回日本光医学・光生物学会を青山学院大学理工学部および日本医科大学皮膚科の担当で開催させていただくことになりました。当初2020年5月22日(金)~23日(土)の会期で東京日本橋ライフサイエンスビルにおいて開催予定でしたが、新型コロナウイルスによる感染症のため、2021年1月22日(金)~23日(土)に日程を変更し、さらにオンラインでの開催となりました。ご予定いただいておりました皆様にはご迷惑をお掛けしてしまい大変申し訳なく存じますが、参加者の安全を第一優先とするためには延期が望ましいと判断いたしました。

 本学会は“光医学”と“光生物”をキーワードに、基礎研究から臨床までの幅広い研究者・医師が一堂に会し、関連するテーマについて総合的に討論を行う学際的な学会として歩んできました。2020年(2021年に変更)は2回目の東京オリンピックが開催される記念すべき年です。前回の東京オリンピックが開催されてから56年、その間に様々な科学技術の進歩があり、それによって研究・実験も深化し新たな知見が増えました。マイマンが世界で初めてレーザー発振に成功してから還暦60年目になります。このような記念すべき年に、光がかかわる医学・生物をテーマとする本学会を開催できることを嬉しく思います。

 日本橋は、江戸の昔、薬に関する商いを行っていた薬種商が集まる場所であり、関東の薬品取引の中心地でした。今でも日本橋は「くすりの街」として製薬企業がたくさんあります。この地で日本光医学・光生物学会の年次大会の事務局を設置し開催できることに、大変なつながりを感じます。

 本大会が皆様にとって実り多き機会になりますことを心より切に願っております。オンライン開催ですので、より多くのご参加を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

第42回日本光医学・光生物学会
会 頭 鈴木 正
(青山学院大学理工学部)
副会頭 船坂 陽子
(日本医科大学皮膚科)