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開会式・大会会長講演（CL）

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会場+オンデマンド配信 2023年10月8日（日） 9:30～9:45
（第1会場：広島国際会議場 B2F フェニックスホール）

大会会長講演

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会場+オンデマンド配信 2023年10月8日（日） 9:45～10:30
（第1会場：広島国際会議場 B2F フェニックスホール）

多様性に寄り添い、個別最適な支援を行うためのワーキングメモリ理論

○湯澤正通
広島大学

概要

子どもの発達の道筋やそこを進むスピードは多様であり，それは子どもの個性を反映している。新型コロナウイルス禍による行動制限などで，人間関係や生活環境が変化し，不登校や「学習または行動面で著しい困難」を示す児童生徒が増加している今日，子どもの多様な個性を把握し，個別最適な教育や支援を行うことは益々重要である。そのための情報原として，ワーキングメモリの理論がある。心理学の記憶の基礎科学や脳科学の成果に基づいたワーキングメモリ理論は，特別支援教育の研究や実践にとって有益であり，まさに異領域を専門性でつないでいる。本講演では，ワーキングメモリ理論に基づき，児童生徒の多様な個性に応じて，どのように個別最適な学習の支援を行うとよかを議論する。

【略歴】
東京大学文学部心理学科卒業後，広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士（心理学）。鳴門教育大学助教授，広島大学助教授を経て，現在、広島大学教授。特別支援教育士スーパーバイザー。S.E.N.Sの会広島支部会会長。子どものワーキングメモリと学習に着目した数々の研究プロジェクトに携わっている。最近の著書として，『ワーキングメモリがぐんぐんのびるワークシート: 学習の基礎をつくる記憶機能トレーニング』合同出版 (2023年)，『ワーキングメモリに配慮した「読み」「書き」「算数」支援教材』明治図書 2022年，『ワーキングメモリを生かす効果的な学習支援: 学習困難な子どもの指導方法がわかる!』学研プラス（2017年）などがある。

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