プログラム

論文ページは学会員、大会参加者、閲覧申込者の方がご覧いただけます。

受賞者講演（AL）

セッション別論文ページダウンロード

受賞者講演01

AL01

論文ページ

オンデマンド配信のみ

臨床から生まれた支援のカタチ
書字障害研究とOska Writingの開発

講師：大西正二
帝京科学大学、筑波大学心理・発達教育相談室

概要

このたび「研究奨励賞」を受賞したことを大変嬉しく思っています。私は臨床経験の中から、漢字書字の習得が困難な学習障害（以下、書字障害）のお子さんへの支援の研究が必要であると強く感じ、筑波大学大学院で研究を始めました。博士前期課程では、単一事例研究法を用いて漢字書字学習の効果検証を行いましたが、教材作成の負担などの課題が残りました。これを解決するため、博士後期課程ではアプリ「Oska Writing」を開発し、その効果検証や理論的裏付けの研究を行いました。多くの方々の協力や支援を得て実現できた研究成果に感謝し、今後も書字障害のお子さんの支援に役立つ実践的研究を続けていきたいと考えています。

受賞者講演02

AL02

論文ページ

オンデマンド配信のみ

自閉症児の行動問題に対する教師による効果的な支援は？

講師：岡本邦広
公立大学法人新見公立大学

概要

今回の受賞者講演では，自閉症児の行動問題に対する教師による効果的な支援とは何かを実践研究をとおして考えていく。自閉症児の行動問題を対象にした４つの実践研究の概要を紹介した。各研究結果より、「研究者による助言ならびにマニュアルを活用した教師と保護者の協働による支援」「協働的アプローチによる保護者への支援」「機能的アセスメントに基づく支援計画を活用した教師同士の協働による支援」「研究者，教師と保護者との機能的アセスメントに基づく支援計画を活用した協働による支援」が、自閉症児の行動問題に効果的であることが指摘できた。今後は、今回報告した内容を発展させると共に、自閉症児の家族のFQOL、多職種連携に関する研究を遂行する予定である。

受賞者講演03

AL03

論文ページ

オンデマンド配信のみ

「研究奨励賞」を受賞して
-どんな研究をしてきたのか-

講師：佐囲東彰
金沢学院大学

概要

この度は、「研究奨励賞」という名誉ある賞をいただきました。誠にありがとうございます。私の研究は事前に研究デザインし，検証した研究とは言えません。現場で出会った子どもたち，先生方と共に研究を行ってきました。研究の中で大切にしてきたことがあります。それは困難を有する子どもへの個別支援だけではなく，子どもを取り巻く学級・学校へのクラスワイド・スクールワイドな支援です。スクールワイド・クラスワイドな支援は，困難を有する個人だけだはなく，通常の学級に在籍する多くの子どもにとっても有益なはずです。現在，大学に籍を移しましたが，今後も地道に実践，研究を積み重ね明らかにしていきたいと考えています。

受賞者講演04

AL04

論文ページ

オンデマンド配信のみ

ペアレント・トレーニング研究の動向と課題

講師：神山努
横浜国立大学教育学部、横浜国立大学大学院教育学研究科

概要

我が国におけるペアレント・トレーニングは、親が適切な養育スキルを身につける支援として、障害福祉において推進されている。一方で国外においてペアレント・トレーニングは、対象領域によって異なる研究経緯があり、特に自閉スペクトラム症（ASD）児を対象としたものは、行動面のみならず社会的行動や心理教育も含む。本講演では、近年のペアレント・トレーニングの研究を概観し、我が国の発達障害児を対象としたペアレント・トレーニングの今後の研究課題について論じる。具体的には、通信技術を活用した遠隔型の検討、エビデンス規準に基づく厳密な研究、地域での実装促進のための研究について取り上げる。

受賞者講演05

AL05

論文ページ

オンデマンド配信のみ

思春期・成人期における学校作業療法
教員のタスクシフトの担い手を目指して

講師：倉澤茂樹
福島県立医科大学

概要

我々の研究班は高等学校の通級による指導において作業療法士による支援モデルを検討している。課題指向型アプローチであるCognitive Orientation to daily Occupational Performance：CO-OPアプローチはスキルの獲得だけでなく、不安やうつなどの二次障害を軽減する可能性がある。認知行動療法に基づく「自分研究」は自己理解を促がすことで問題行動が軽減し、教員の当事者理解もすすむことが示唆された。本講演ではその効果を事例報告しつつ紹介する。今後の研究として、全日制・定時制高校にフィールドを広げ、教員のタスクシフトを担うべく社会実装へとつなげたいと考える。

受賞者講演06

AL06

論文ページ

オンデマンド配信のみ

通常の学級におけるかけ算九九習得多層指導モデルに関する研究

講師：高畑英樹
社会福祉法人陽気会

概要

本研究は、通常の学級において学習につまずきやすい発達障害の可能性のある児童も含めた効果的なかけ算九九習得多層指導モデルを提示することを目的としています。
本講演では、最初に、かけ算九九学習を認知情報処理モデルで捉えて説明します。次に、つまずきやすい九九の傾向と発達障害のある児童のつまずきに言及します。誤答のあった回答を分析し、誤り方による分類と障害特性に応じた支援や配慮について述べた後に、通常の学級担任が行うかけ算習得多層モデルを述べます。
講演内容が、通常の学級におけるかけ算九九学習において、単調な反復学習から脱却し、様々な特性の子ども達が学びやすい授業改善に寄与できれば有り難いです。

受賞者講演07

AL07

論文ページ

オンデマンド配信のみ

ライフステージを通した支援のあり方を考える

講師：大塚美奈子
上田短期大学

概要

この度は、「実践奨励賞」をいただき誠にありがとうございます。学校現場での経験が長く、教育相談やLD等通級指導教室での支援など多忙な業務の中で常に考えていたことは、コンサルテーションの内容が実際に役に立ったのか、子どもたちに支援したことは効果があったのかということでした。こうした点について実践研究として調査を通して２つのことを検討しました。１つは、特別支援学校のセンター的機能として携わったコンサルテーションの効果についてです。もう１つは、LD等通級の自立活動の指導における進学後の学習面での適応についてです。少しでも現場で懸命に支援している方々のお役に立てれば幸いです。

受賞者講演08

AL08

論文ページ

オンデマンド配信のみ

発達支援をひらく
伴走型支援のこれから

講師：武田瑞穂
十文字学園女子大学

概要

心理発達支援に携わり約25年，近年，発達障害児者支援は進展しましたが，支援の質や継続性には課題が残ると考えられます。とりわけ青年期以降は，教育的支援の機会が十分とは言えない中，本人主体の選択を支える支援であるコーチングの有用性が検討されてきました。各発達段階において伴走型支援を持続的かつ効果的に行うには，支援者自身の成長や仕組みの整備，信頼性の高い効果検証が求められます。今後もこれまで培ってきた実践や研究を基盤に，より良い発達支援を探求してまいります。

受賞者講演09

AL09

論文ページ

オンデマンド配信のみ

発達性ディスレクシア児の学習面での問題に対する保護者と教員の認識について
併存症が与える影響

講師：藤岡徹
福井大学

概要

発達性ディスレクシア（DD）と診断された児童の併存症と保護者ならびに教員が認識していた子どもの困り感について、診療録を基に後方視的に明らかにすることを目的として一連の研究を行った。その結果、DDには注意欠如多動症や広汎性発達障害が高率で併存し、これらの併存症が存在すると保護者も教員も学習面の困難を過少評価してしまう、もしくは行動面の問題への対応が優先されるということが示唆された。したがって、子どもの臨床に関わる者は、行動面での問題のある児童には読字/書字困難が併存しやすいことを心に常に留め、読字/書字についての情報を積極的に関係者と共有する必要があると言える。

受賞者講演10

AL10

論文ページ

オンデマンド配信のみ

多層支援システムに基づく学習支援
応用行動分析学の視点から

講師：野田航
大阪教育大学総合教育系

概要

本講演では，学校現場における学習支援を行う際の多層支援システムおよび応用行動分析学の視点について概説する。多層支援システムはユニバーサル支援から個別支援までの階層構造を持つが，日本では各層の別個の実践報告が中心である。基礎的な算数や漢字の読み書きを対象とした第１層支援，Cover-Copy-Compareや刺激ペアリング手続きによる個別支援等，演者が行った複数の研究を引用し，多層支援システムの導入と応用行動分析学的視点の統合による学校システム改革の課題と展望について論じる。

プログラム

受賞者講演（AL）

受賞者講演01

AL01 論文ページ

オンデマンド配信のみ

受賞者講演02

AL02 論文ページ

オンデマンド配信のみ

受賞者講演03

AL03 論文ページ

オンデマンド配信のみ

受賞者講演04

AL04 論文ページ

オンデマンド配信のみ

受賞者講演05

AL05 論文ページ

オンデマンド配信のみ

受賞者講演06

AL06 論文ページ

オンデマンド配信のみ

受賞者講演07

AL07 論文ページ

オンデマンド配信のみ

受賞者講演08

AL08 論文ページ

オンデマンド配信のみ

受賞者講演09

AL09 論文ページ

オンデマンド配信のみ

受賞者講演10

AL10 論文ページ

オンデマンド配信のみ

ご利用環境についてSystem Requirements

推奨OSおよびブラウザ

インターネット環境

Cookie（クッキー）

Javascript（ジャバ・スクリプト）

Operating systems and Browsers

Cookie

Javascript

AL01

論文ページ

AL02

論文ページ

AL03

論文ページ

AL04

論文ページ

AL05

論文ページ

AL06

論文ページ

AL07

論文ページ

AL08

論文ページ

AL09

論文ページ

AL10

論文ページ

ご利用環境について
System Requirements