プログラム

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自主シンポジウム（J）

自主シンポジウムJ4-03：インクルーシブ教育（実行委員会選抜）

会場+オンデマンド配信 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第3会場：センター棟 4階　417）

小・中学校の通常の学級における社会モデルプログラムの開発と導入

企画者, 司会者, 話題提供者：野口晃菜¹
企画者, 話題提供者：野田航²
話題提供者：藤本恵美³、岡田悦子⁴、藤田政貴⁴
指定討論者：近藤武夫⁵
1.一般社団法人UNIVA、2.大阪教育大学、3.戸田市教育委員会、4.公立小学校、5.東京大学先端科学技術研究センター

概要

本シンポジウムでは, 通常の学級におけるインクルーシブ教育の実現を目的として開発された「社会モデルプログラム」の概要, 各自治体・学校における実践事例, および効果検証の結果について報告する。障害の社会モデルに基づき, すべての児童生徒が社会的障壁の存在に気づき, 実際の環境やルールの見直しを通じて「ふつう」を再構築していく実践である。成果と課題, 及び今後の展開について議論する。

自主シンポジウムJ1-04：読む・書く（実行委員会選抜）

会場+オンデマンド配信 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第4会場：センター棟 1階　101）

発達性ディスレクシアにおける合理的配慮
－子どもに届く支援に向けて－

企画者, 司会者：奥村智人^{1, 2}
話題提供者：水田めくみ²、栗本奈緒子²、竹下盛²
指定討論者：若宮英司³
1.大阪医科薬科大学小児高次脳機能研究所、2.大阪医科薬科大学LDセンター、3.藍野大学医療保健学部

概要

発達性ディスレクシアは、音韻処理や文字の音声化に困難を伴い、語彙や文法理解の弱さを併せ持つことも多い。支援には、音声読み上げなどの一律の方法ではなく、包括的な言語評価に基づく個別対応が求められる。本シンポジウムでは、異なる言語的特徴を持つ2事例を通じて、合理的配慮とその限界、支援技術の活用と指導法の組み合わせ、そして実践的な課題を検討し、子どもに本当に届く支援の在り方を考察する。

自主シンポジウムJ2-04：ユニバーサルデザイン（実行委員会選抜）

会場+オンデマンド配信 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第4会場：センター棟 1階　101）

学習者エージェンシーを育む改訂版UDLガイドラインとは
UDLガイドライン3.0の概要と実践への示唆

企画者, 司会者, 話題提供者：川俣智路¹
話題提供者：名越斉子²、竹前セルズ奈津子³
指定討論者：バーンズ亀山静子¹
1.北海道教育大学未来の学び協創研究センター、2.埼玉大学教育学部、3.セントラルコネチカット州立大学

概要

CASTが提唱する学びのユニバーサルデザイン(Universal Design for Learning, UDL)は近年日本でも参照する学校が増えている、自分の学びを舵取りできる学習者育成のための学習環境デザインの枠組みである。そのガイドラインが2024年に改訂され、UDLの目指す学習者像が「学びのエキスパート」から「学習者エージェンシー」へと変更されるなど、学習者主体であることがよりわかりやすい形へ改められた。本シンポジウムではガイドラインの改訂の概要、ガイドラインの実践研究への応用可能性、アメリカの実践や教職課程での活用例などを紹介し、日本の学校教育に与える示唆や可能性について検討する。

自主シンポジウムJ3-04：研修・専門性の維持向上（実行委員会選抜）

J3-04

論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第4会場：センター棟 1階　101）

通級による指導における専門性を高める取組
専門性向上につながる研修に焦点を当てて

企画者, 司会者：石本直巳¹
話題提供者：桂野文良²、田近健太³、坂内仁⁴
指定討論者：山下公司⁵
1.独立行政法人　国立特別支援教育総合研究所、2.小樽市立稲穂小学校、3.札幌市立信濃中学校、4.北海道教育委員会特別支援教育課、5.北海道教育大学札幌校

概要

全国的に通級による指導を受ける児童生徒が急増しており、それに伴い通級担当者の育成が急務となっている。通級担当者には、発達障害の特性理解や教育的ニーズに応じた指導・支援、児童生徒や保護者との連携等、幅広い専門性が求められる。しかし、専門性向上には担当者自身が主体的に課題に取り組み、解決する姿勢が特に重要である。
そこで本シンポジウムでは、話題提供者から担当者に求められる専門性を整理し、担当者の育成及び専門性を高める具体的な取組を通して、改めて通級担当者に必要な研修とその具体的な方法や内容について検討していきたい。

自主シンポジウムJ4-04：就労・就職・自立（実行委員会選抜）

J4-04

論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第4会場：センター棟 1階　101）

発達障害児のキャリア教育と就労支援
ソフトスキルのアセスメント

企画者, 司会者：梅永雄二²
話題提供者：岩崎あすみ¹、乗田開³、志村恵⁴
指定討論者：坂井聡⁵
1.早稲田大学、2.早稲田大学、3.東京障害者職業センター、4.特例子会社、5.香川大学

概要

発達障害児も大人になり、学校を卒業すると職業的自立をめざすことが多いものと考える。しかしながら、成人した発達障害者は就職および職場定着に困難を示すことが多い。その原因として、「身だしなみ」や「時間管理」、「金銭管理」、「移動」、「余暇」、「対人関係」などのソフトスキルの問題が多いことが報告されている。
以上のことから、本シンポジウムでは、発達障害者の職業的自立を果たすために必要なソフトスキルの課題を明確にし、そのためのアセスメントであるBWAP2を用いたキャリア教育および就労支援について理解を深めることを目的とする。

自主シンポジウムJ1-05：義務教育期（小・中学）の支援

J1-05

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第5会場：センター棟 1階　102）

「多職種」の視点で見るＬＤ支援
NHKハートフォーラム「子どもの発達障害」に寄せられる声から

企画者, 話題提供者：菊田史子¹
司会者, 話題提供者：坂口真²
話題提供者：近藤幸男³、綿貫愛子⁴
指定討論者：本田秀夫⁵
1.一般社団法人読み書き配慮、2.社会福祉法人 NHK厚生文化事業団、3.川崎市発達相談支援センター、4.東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科、5.信州大学医学部子どものこころの発達医学教室

概要

ＮＨＫハートフォーラム（主催：ＮＨＫ、ＮＨＫ厚生文化事業団）では、それぞれ専門性が異なる＜多職種＞の出演者が、2019年からのべ１万人近くの視聴者と繋がりながら、ＬＤなど、発達障害がある子どもの保護者、受け持つ教職員や支援スタッフたちの切実な声に耳を傾けてきた。中でも多いのが、保護者も、教員も、目の前で困っている子どもを何とか＜普通＞にしたいという願い。そして、合理的配慮の提供が義務化された今も、必要な配慮が受けられずに「学習についていけない」「登校を諦めた」等の声であった。本シンポジウムでは、最新のメッセージを分析しながら、多職種の登壇者とフロアとの意見交換を図り、ＬＤ支援の進展につなげたい。

自主シンポジウムJ2-05：校内連携・地域連携の構築

J2-05

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第5会場：センター棟 1階　102）

読み書き困難のある生徒の公立高校入試での補助代替支援による合理的配慮と今後の課題
家庭・民間団体・公立中学校の連携事例から考える

企画者, 司会者：河野俊寛^{1, 2}
話題提供者：臼井駿翼^{3, 2}、黒澤勝⁴、橋本真弓⁵
指定討論者：坂井聡⁶
1.東京農工大学、2.一般社団法人読み書き配慮、3.立教大学現代心理学部、4.新宿区立新宿中学校、5.株式会社ForNext、6.香川大学

概要

高校入試において読み書きを補助代替する支援事例はまだ少ない。それは，合理的配慮提供側の問題もあるかもしれないが，本人の環境に補助代替ツールを合わせるという，合理的配慮申請側の支援が不足していることの結果でもあろう。本シンポジウムでは，合理的配慮申請側に焦点を当て，補助代替支援ツールの使用方法を学んだ後の本人へのフィッティングを，誰がどこでどのように行うのが有効かについて議論を行うことを目的とする。話題提供者からは，民間団体・家庭・中学校の連携によって公立高校入試で読み上げ支援が提供された事例と，民間学習塾が公立高校入試での読み上げ支援を実施した事例を紹介する。

自主シンポジウムJ3-05：義務教育修了後（高校・大学等）の支援

J3-05

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第5会場：センター棟 1階　102）

高等学校通級による指導の実践内容、方法の発展と評価
～自立活動を元にしたプログラムの具体的検証と質的向上(東京モデル②)～

企画者, 司会者：齊藤宇開¹
話題提供者：綱川貴¹、上田拓実³、濱野智恵³、山下峻²
指定討論者：田中裕一⁴
1.TASUC株式会社、2.星槎教育研究所、3.株式会社Grow-S、4.神戸女子大学

概要

東京都では令和3年度から本格実施された「通級による指導」において、都立高校が指定民間事業者と連携し、外部の専門家と高校教員がティームティーチング形式で実践するというモデルを展開している。本シンポジウムは第33回大会で報告した実践内容を基盤とし、より具体的に指導プログラムの効果を分析・検証することを目的とする。
特に今回は、各民間事業者が実施してきた指導プログラムについて「何が、どのように、なぜ効果的だったのか」という視点から、エビデンスに基づいた議論を深める。各実践事例における生徒の変容過程を自立活動6区分との関連から検討し、効果的な支援プログラムの構成要素を明らかにする。本シンポジウムを通じて、高等学校における通級による指導の質的向上に寄与するプログラム開発の具体的指針を提案し、全国の高等学校の特別支援教育のさらなる充実に貢献することを目指す。

自主シンポジウムJ4-05：読む・書く

J4-05

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第5会場：センター棟 1階　102）

読解を支える力とは何か
特別支援教育と国語教育を架橋する

企画者：関あゆみ¹
話題提供者：内山仁志²、中井悠加²
指定討論者：水田めくみ³、勘米良祐太⁴
1.北海道大学教育学研究院、2.島根県立大学人間文化学部、3.大阪医科薬科大学LDセンター、4.武蔵野大学教育学部

概要

読解力は読みの学習の重要な目標である。特別支援教育の領域では，読解力の基盤としてデコーディング能力や音声言語能力が注目されてきたが，国語教育学では読めることを前提とし，読者自身の知識や経験と組み合わせ，自分なりの読みを作ることに着目されて研究や実践が行われてきた。私たちは，デコーディング能力や音声言語能力とより高次な読解力を繋ぐものとして文法能力に着目した。本シンポジウムでは，読解と文法能力の関連について，理論的枠組み，小学生を対象とした調査研究，読解に困難のある子どもへの介入研究の３つの話題提供を行う。その上で，今後の研究の方向性について，特別支援教育と国語教育の両視点から議論を行う。

自主シンポジウムJ1-06：計算・算数

J1-06

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第6会場：センター棟 3階　309）

算数障害の研究・実践の現在地

企画者, 司会者, 話題提供者：河村暁¹
話題提供者：山本ゆう²、藤岡徹³
指定討論者：熊谷恵子⁴
1.福岡教育大学、2.松本大学、3.福井大学、4.筑波大学

概要

本シンポジウムでは算数障害に関する研究と実践について欧米の動向と日本における調査の結果とを話題提供する。
話題提供者①は算数障害の研究について理論的な動向を説明する。話題提供者②は算数障害の研究に基づいた支援についての動向を説明する。話題提供者③は日本における算数障害の調査の結果について説明する。これらの話題提供を通してこれまでの研究や実践の動向を概括するとともに，今後の研究や実践の方向性を検討しようとするものである。

自主シンポジウムJ2-06：LD以外の発達障害（ASD・ADHD・DCDなど）

J2-06

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第6会場：センター棟 3階　309）

学習支援を支える「学ぶ楽しさ」を考察する
～多職種の視点から～

企画者, 司会者, 話題提供者：髙橋絵理子¹
話題提供者：早川智子²、久保見篤³
指定討論者：加藤希歩⁴
1.ジョイビジョン京田辺、2.ことばのもりつりーはうす岸辺教室、3.京都市教育相談総合センターこどもパトナ、4.医療法人家森クリニック

概要

LDのあるケースへの介入方法として強みを活かした指導や代替手段の提供、学習拒否や不登校の防止といった二次障害の防止などが挙げられる。こういった「学習に向かうための支援」を受け入れ、自身で活用してもらうためには、「好き」「楽しい」「好奇心」「自己肯定感」といった内発的な動機付けを提供できることが重要と言われている。本シンポジウムでは、学童期、青年前期、青年後期のケースの事例報告を通してライフステージによって変化する「学ぶ楽しさ」のありかを明らかにしたい。指定討論では、学習に困難をもつケースに介入するにあたり、考慮すべきポイントを学習のみにとどまらない幅広い視点をもって検討したい。

自主シンポジウムJ3-06：義務教育期（小・中学）の支援

J3-06

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第6会場：センター棟 3階　309）

教師主導の授業から学習者中心の学びへの転換に至る教師の変容
－学びのユニバーサルデザイン（ＵＤＬ）による授業づくりを追って―

企画者, 司会者, 話題提供者：高橋あつ子¹
話題提供者：白上洋士²、片山純子³
指定討論者：中林浩子⁴
1.早稲田大学大学院、2.公立小学校、3.公立小学校、4.下関市立大学

概要

対話的・協同的な学びや個別最適な学びが推奨される中、多くの取り組みが展開されているが、残念ながら教師が主導した対話活動や、活動をこなすペースは個人に任せていてもその活動は教師が決めている場面等が散見される。しかし、同一の目標達成に向けた複数の方略から学習者が自己選択、自己調整する力を育てていく必要がある。そこで、選択する学びや、自己調整学習、自由進度学習、学びのユニバーサルデザイン（ＵＤＬ）などが注目されているが、中には学習者に「～させる」手続きをこなすことで理念を具現化するかのように思われがちな面もある。それだけに教師主導の「教える」「活動させる」営みからから、選択や決定、舵取りを学習者に託すに至るプロセスは容易ではない。そこで、その変容プロセスを明らかにすることで、授業改善や教師の変容を可能にする道筋を明らかにしたい。

自主シンポジウムJ4-06：就労・就職・自立

J4-06

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第6会場：センター棟 3階　309）

発達障害者の自動車運転免許取得における合理的配慮
「運転免許　つばさプラン」の取組の成果と課題

企画者, 司会者：齋藤大地¹
話題提供者：会田美沙²、佐藤みゆき²
指定討論者：佐々木銀河³
1.宇都宮大学共同教育学部、2.鹿沼自動車教習所、3.筑波大学人間系

概要

成人期の人々にとって、自動車運転免許の取得は自立に向けた大きなステップであり、自動車による移動が可能になることで、社会参加や職業生活、そして教育機会の向上につながる。しかしながら、発達障害者が全国のどこの自動車教習所においても、合理的配慮を当然の権利として受けながら、自動車運転免許の取得ができる状況ではない。また、発達障害者の自動車運転免許取得のための取組やそのための支援の必要性は、未だ社会的に広く認知されていない現状がある（小菅,2023）。こうした背景には、発達障害者の交通違反や交通事故のリスクに対する誤解なども含まれているのであろう。
そこで、本シンポジウムにおいては「運転免許つばさプラン」のこれまでの取組の成果と課題を振り返り、発達障害者の自動車運転免許取得における合理的配慮のあり方について改めて検討することを目的とした。

自主シンポジウムJ1-07：読む・書く

J1-07

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第7会場：センター棟 3階　310）

読み書き困難を示す子どもへの「ひらがな・カタカナ」学習支援方法の検討(４)
―かな文字特殊音節表記の読み書きの習得に向けた学習支援―

企画者：堀部要子¹
司会者：福元理英²
話題提供者：畑瀬陸³、松浦百香⁴、東俣淳子⁵
指定討論者：樋口和彦⁶
1.名古屋葵大学児童教育学部、2.日本福祉大学教育・心理学部、3.広島市立皆実小学校、4.春日井市立西山小学校、5.豊田市こども発達センター、6.広島修道大学人文学部

概要

本企画では、「読み書き困難」のうちの、特殊音節表記の「ひらがな・カタカナ」の読み書きの支援に焦点化して議論を進める。話題提供では、①知的障害特別支援学校に在籍する児童への「音韻意識に着目した指導・支援」、②小学校特別支援学級に在籍する児童への「遊びの中で学ぶ拗音と拗促音」、③医療機関における言語聴覚士による「読み書きが苦手な子どもの特殊音節の習得」について報告する。指定討論では、これらの報告を踏まえて、特殊音節表記の読み書きの習得を促進する支援の内容と方法を議論し、効果的な学習支援方法を明らかにしていきたい。

自主シンポジウムJ2-07：ICT活用

J2-07

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第7会場：センター棟 3階　310）

ICTを活用した読み書き学習再考
活用のための準備、限界に着目して

企画者, 司会者, 話題提供者：髙橋麻衣子¹
話題提供者：入山満恵子²、村田美和³
指定討論者：犬塚美輪⁴
1.早稲田大学、2.新潟大学教育学部、3.高崎健康福祉大学、4.東京学芸大学

概要

読み書きに困り感をもつ学習者に対してICTを活用する支援方法が広く普及してきた。一方で，読み書きを補償するICTをただ配布するだけでは学習がうまく進まないといったケースも多数存在している。本シンポジウムでは，読み書きに困り感をもつ学習者へのICTを活用した指導実践事例の紹介とともに事前準備や工夫，限界点を共有しながら，ICTは学習プロセスのどこをどのように支えるのか，これからの時代に求められる能力とそれを伸長する学習の在り方について議論する。

自主シンポジウムJ3-07：ユニバーサルデザイン

J3-07

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第7会場：センター棟 3階　310）

学びのユニバーサルデザインガイドライン活用の実際と効果
児童生徒の学習態度や学業達成の変容と教師の振り返り

企画者, 話題提供者：納富恵子¹
話題提供者：大橋均²
司会者, 話題提供者：西山久子³
指定討論者：川俣智路⁴
1.下関市立大学、2.兵庫教育大学大学院連合学校教育研究科(鳴門教育大学)、3.福岡教育大学、4.北海道教育大学

概要

学びのユニバーサルデザイン（UDL）‐ガイドライン（GL）は，自立的な学習者育成のために本邦でも注目を集め活用されてきている。CASTはUDLに関する研究の中で，実施に関する研究（学習環境の中で，具体的にUDLを適用することの研究）の重要性を指摘している。それは，実施の際の不可欠な条件，よくある障壁，現場で経験的にわかることなどである。今回，報告者や共同研究者が実施したUDL適用の実践を詳細に報告し，児童生徒の変容と教師の意識の変化を報告する。納富恵子は，義務教育でのUDL適用の不可欠な条件について，私立小学校教員の大橋均は，算数科授業での実践とその効果を，西山久子は，学部直進者がベテラン教師の授業を観察し，UDL‐GLを用い分析した成果を報告し，UDLの実施条件や・障壁・児童生徒と教師の変容を共有する。今後の展開に必要な教師や研究者のアクションについて指定討論者を交え議論を行う。

自主シンポジウムJ4-07：校内連携・地域連携の構築

J4-07

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第7会場：センター棟 3階　310）

医教連携による地域の特別支援教育推進の一実践

企画者：尾崎朱¹
話題提供者：石原剛広³、東浦裕也⁴、高橋範充⁴、酒井小槙⁵
指定討論者：田中裕一⁶、小野次朗²
司会者：伊藤吾郎⁷
1.宝塚市立たからづか支援学校、2.大阪大学大学院医学系研究科、3.いしはらこどもクリニック、4.宝塚市教育委員会、5.宝塚市立公立小学校、6.神戸女子大学、7.尼崎市立公立中学校

概要

不登校と発達障害の関連が注目される中、医療と教育の連携（以下医教連携）は重要性が高まっている。医教連携について、吉田ら（2020）の研究があるが、地域の医師と教職員の連携の報告はまだ少ない。一方、日本小児科学会小児医療委員会の医教連携調査（2024）は『連携が十分に機能していない現状』から、『対等の関係で話し合う「双方向性の連携」』や、『具体的な連携手順の明示』が必要という提案をしている。そこで本発表では、連携手順を明示し、新たな展望に繋げる事を目的とする。　尚、本研究は、個人情報及び倫理面に配慮し行い、発表と掲載について、所属機関・関係機関の同意を得ている。研究に当たって利益相反関係はない。

自主シンポジウムJ1-08：ICT活用

J1-08

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第8会場：センター棟 3階　311）

学習支援が必要な園児・生徒を対象としたRFS訓練による実践とその効果
RFS訓練オンラインシステム「Enable360」の可能性

企画者：刎田文記¹
話題提供者：岩村賢¹、香川紘子¹、岩井祐一²、小幡知史³、稲田尚子⁴
指定討論者：竹内康二⁵
1.株式会社スタートライン、2.東京学芸大学附属特別支援学校、3.樹の子クラブ、4.大正大学、5.明星大学

概要

関係フレームスキル（RFS）訓練は、言語・認知能力の向上に有効であり、定型発達児・者から障害児・者まで幅広く適用され、その効果が報告されてきている。RFS訓練オンラインシステム「Enable360」は、数百種類の訓練を搭載しており、個々のニーズに合わせた様々なレベルの訓練を実施できる。本シンポジウムでは、このシステムのRFS訓練を体験的に紹介すると共に、各話題提供者から、特別支援学校、放課後等デイサービス、個別家庭において、学習支援が必要な園児・生徒らに、「Enable360」を実施した事例を紹介する。また、これらの訓練の効果や本システムの可能性について、フロアの皆さまと検討したい。

自主シンポジウムJ2-08：義務教育修了後（高校・大学等）の支援

J2-08

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第8会場：センター棟 3階　311）

発達障害当事者活動がなぜ継続できているのか
参加当事者のアンケート結果を含めて

企画者, 司会者, 話題提供者：樫木啓二¹
話題提供者：長岡恵理²
指定討論者：高橋知音³
1.早稲田大学保健センター学生相談室、2.恵泉女学園大学、3.信州大学教育学部

概要

学生相談室では、2009年より発達障害学生自助グループ（WADS）を実施している。学生同士が困りごとや対処法を共有し助け合うだけでなく、他者と関わるなかで自己理解を深める機会にもなっている。また、現役生がWADS卒業生との交流を通じて、就労等の進路を考えるうえで先輩が良きロールモデルとなっている。さらに、卒業生独自の交流の場としてWADS卒業生が中心となり、大学の同窓会組織である「発達障害稲門会」が2019年度に発足し活動を続けている。当事者自助グループが発足してから今年で16年目、発達障害稲門会は６年目を迎えた。本自主シンポジウムでは、会を継続することができた要因について、当事者へのアンケートも含めて整理した。

自主シンポジウムJ3-08：医療

J3-08

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第8会場：センター棟 3階　311）

発達障害のある子供における教育と医療との連携 Conference 2025
―現役小児神経科医師とフロアの先生方で共につくる効果的な連携のかたち―

企画者：宮崎光明¹
司会者：加藤永歳²
話題提供者：宮一志^{1, 3}、岡牧郎⁴
指定討論者：宮崎美江⁵
1.富山大学教育学部、2.社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会、3.富山大学附属病院小児発達神経科、4.国立成育医療研究センターこころの診療科、5.伸和学園堀川幼稚園

概要

発達障害のある子供への支援では，教育と医療との連携が重要である。しかし，教育と医療との連携には課題も多く残されている。本シンポジウムでは，発達障害のある子供に関わる現役小児神経科医師2名に，教育現場との理想の連携，発達障害のある子供へ医療側ができること（医療側の限界），情報提供書には何が書かれていると医療者側は子供を理解しやすいか（医療側の目）について話題提供をしていただく。その後，フロアの先生方と共に，さらに教育現場に効果的な連携となるように，検討を進めていくことを目的とする。

自主シンポジウムJ4-08：ユニバーサルデザイン

J4-08

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第8会場：センター棟 3階　311）

子どもの感覚にやさしい教室環境にむけて
音・照明環境を中心とした多領域からの支援

企画者, 司会者, 話題提供者：高橋秀俊¹
話題提供者：上野佳奈子²、吉澤望³
指定討論者：綿貫愛子⁴
1.高知大学、2.明治大学、3.東京理科大学、4.東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科

概要

知的障害や自閉スペクトラム症をもつ人など感覚情報処理に困難さをもつ人は、情緒の安定や注意・集中の維持に支障をきたし、学習や就労、余暇など社会生活の様々な状況で不利益を被っている場合もある。そのため、教室や保育室を含む公共的な施設においては、このような人が円滑に利用できるような基礎的環境整備及び合理的配慮が必要である。
本シンポジウムでは、建築環境工学的視点から学校や保育現場での音・照明環境の実情と対応策について紹介する。さらに指定討論で、発達障害当事者および支援者としてこどもの感覚にやさしい教室環境の実現に対する期待と課題について発表していただき、今後の方向性について検討する。

自主シンポジウムJ1-09：インクルーシブ教育　

J1-09

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第9会場：センター棟 4階　401）

インクルーシブ保育・教育に向かうパラダイムを考える２

企画者, 司会者, 話題提供者：服部健治¹
話題提供者：小林麻如²、佐々木恵³
指定討論者：二宮信一¹
1.天使大学、2.釧路短期大学、3.よしみ小中学校　下関市立吉見小学校

概要

私たちは昨年度、「インクルーシブ保育・教育に向かうパラダイムを考える」と題したシンポジウムを行った。今回はその続きとして、「なぜ、インクルーシブ保育・教育は進まないのか」という問題を立て、その要因を国民文化（考え方、感じ方、行動の仕方のパターン）の観点から紐解きたい。シンポジウムでは、３つの事例を報告する。その事例をもとに、改めて私たちの国民文化を捉え直したいと考えている。その上で、インクルーシブ教育が生まれ根付いている国（主に北欧）の国民文化との比較を試みる。この比較を土台にして、インクルーシブ保育・教育に向かうためのパラダイムについて議論を深めたい。

自主シンポジウムJ2-09：2E・ギフテッド

J2-09

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第9会場：センター棟 4階　401）

特定分野に特異な才能を持つ児童生徒への支援
特性をパワーに活かす２E教育の実践とは

企画者, 話題提供者, 指定討論者：三森睦子²
話題提供者：松本幸広¹、佐原佑治³
指定討論者：片桐正敏⁴
1.SEISAアカデミー、2.星槎大学、3.（株）Kaien 教育事業部、4.北海道教育大学

概要

児童生徒の中には、特定分野における特異な才能や高い知能をもつものもいるが、理解されにくい発達特性を併せ持つことも多く、不適応の要因となっている。これに対して２E教育の必要性がうたわれてきたがその実践には程遠い。文部科学省では、令和5・6年に「特定分野に特異な才能のある児童生徒への支援の推進事業」を実施し、教育現場でのありかたを検討した。本シンポジウムでは、その採択団体であるSEISAアカデミーはじめ、２E教育に関わる３団体で実践報告を行いながら、その「才能の活かし方」と「生きづらさへの対処」（書字困難、感覚過敏、言語化の苦手さ、易疲労性など）を考察しつつ、今後のギフテッド・２E教育について意見交換したい。

自主シンポジウムJ3-09：その他（学校卒業後の生涯学習）

J3-09

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第9会場：センター棟 4階　401）

学校卒業後の障害者の生涯学習支援

企画者, 話題提供者：志村美和¹
話題提供者：星川正樹²、引地達也³
司会者：宮本秀樹⁴
指定討論者：田中良三⁵
1.愛知県立大学他非常勤講師、2.文部科学省障害者学習支援推進室、3.フェリス女学院大学、4.長野大学、5.愛知県立大学

概要

障害のある人の学校卒業後は、一般就労や福祉就労を目指し、社会に出ていくのが当たり前で、保護者もそれを望んでいることが多い。しかし、周りの同世代の人は、余暇時間を友達と出かけたり、文化やスポーツ、好きなことを自由にできたり学んだりしている。障害のある人が同じように自らが選択して学ぶ機会や居場所はあるだろうか。障害のある人の学ぶ権利が、差別なしに、かつ、機会の均等に立つ社会作りについて、①国の施策、考え②地域で行政と民間が行う生涯学習支援③障害のある人の高等教育、の3つの話題提供を通して障害者の生涯学習及び余暇活動について議論を深めたい。

自主シンポジウムJ4-09：義務教育期（小・中学）の支援

J4-09

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第9会場：センター棟 4階　401）

何が学びを止めるのか
表層化しにくい学習困難と教育保障の課題

企画者, 司会者：佐藤亮太朗¹
話題提供者：内田佳那^{2, 3}、藤間友里亜⁴、菊地麻衣子⁵、辻田那月^{6, 7}
指定討論者：飯村大智⁸
1.東京未来大学こども心理学部、2.兵庫教育大学大学院、3.日本学術振興会、4.同志社大学研究開発推進機構、5.カラフルバード、6.大阪大学学際大学院機構、7.場面緘黙親の会、8.筑波大学人間系

概要

本自主シンポジウムにおけるキーワードは「学校での学びにくさ」「学校への通いにくさ」である。教育機会確保法は、学校以外の学びの場の保障に関する法律と思われがちだが、理念の1つ目は全ての児童生徒が豊かな学校生活を送り、安心して教育を受けられるように学校における環境の確保が図られることにある。本自主シンポジウムでは、主として、LDや場面緘黙のある児童生徒とその保護者を対象とした研究成果に基づき、こうした背景のある児童生徒が学びを継続していくためにどういったニーズがあるのかを議論する。さらに、こうした話題提供を踏まえて、こうしたニーズのある児童生徒の教育を保障するためにどういった環境の整備が求められるのか、また今後の展望について討論を行う。

自主シンポジウムJ1-10：読む・書く

J1-10

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第10会場：センター棟 4階　402）

「幼児期からの聴覚学習」（８）
幼児期・学齢期の「読み」の力につなげる指導方法と「読み書き」困難の理解啓発実践の在り方

企画者, 話題提供者：大島光代¹
指定討論者：藤本裕人²
司会者：鶴田敦司²
話題提供者：鎌田ルリ子³、岩田直人⁴、濱地航平⁵、酒井仁美⁶
1.名古屋学芸大学　ヒューマンケア学部、2.帝京平成大学、3.筑波大学附属聴覚特別支援学校、4.元愛知県立一宮聾学校、5.愛知県立港特別支援学校、6.学校法人　中西学園　菱野幼稚園

概要

聴覚障害児教育は障害に対応する言語獲得・言語力の育成に基づいた教科学習・コミュニケーション、他者理解の力を獲得する指導・支援スキルを有す。聴覚を活かした学習内容は、発達障害児・者の一部に確認される障害や軽度知的障害児の「読み」の学習への応用が可能であると考える。インクルーシブ教育システム構築の現状を踏まえ「ことばの力を育むための指導」として、聴覚障害児教育の現場から幼児の聞く力を高めるための遊びを通した指導・支援、さらに音韻意識・語彙の拡充を目指した聴覚学習教材の開発と活用、「読み」の力につなげる聴覚学習等、発達障害を含め困難を示す幼児児童生徒への理解と支援の拡充を視野に入れた話題提供を行う。

自主シンポジウムJ2-10：アセスメント

J2-10

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第10会場：センター棟 4階　402）

読み障害のある児童生徒の読みに与えるメディアの影響をさぐる

企画者, 司会者, 話題提供者：氏間和仁¹
話題提供者：奥村智人²、川﨑聡大³
指定討論者：永井伸幸⁴
1.広島大学、2.大阪医科薬科大学小児高次脳機能研究所、3.立命館大学、4.宮城教育大学

概要

発達障害のある児童生徒の読み評価は様々に研究されている。本シンポジウムではメディアの評価に焦点化する。メディアの評価とは、読みの困難を改善する表示の要件のことである。奥村からは、ハイライト・音声同時提示、字間・行間の調整の効果について報告する。氏間からは、ハイライトの長さの効果について報告する。川﨑からは、前景と背景の配色の研究を中心にそもそもメディアを変数にすることの意義について報告する。永井から指定討論として視覚障害のメディア評価の現状に照らして、発達障害でのメディア評価の意義や手続きに関して議論を深める。

自主シンポジウムJ3-10：インクルーシブ教育　

J3-10

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第10会場：センター棟 4階　402）

子どもの将来につながる学びと生活を支える教育活動・個別支援・連携

企画者, 司会者：和田充紀¹
話題提供者：尾上輝²、髙島菜々子³、杠野々香⁴、桂結子⁵
指定討論者：栗林睦美¹
1.富山大学、2.公立小学校、3.県庁、4.公立特別支援学校、5.株式会社岡部

概要

発達の気になる児童生徒の割合が増加している現状において、日常の生活が当たり前に行えること、当たり前に学べること、安心して過ごせること、安心して学べること等の経験の機会と積み重ねが、将来も安心して働けることや当たり前に報酬を得ること、前向きに生活をすることにもつながるとともに、本人と保護者の安心の基盤となると考える。
本シンポジウムでは、子どもの「将来」につながる「今」の生活と学びについて考えたい。そして生活と学びを支える「家庭」・「学校」・「地域」・「職場」等の視点から概観し、子どもの学びと成長を支えるために求められる「活動」・「支援」・「連携」について議論することを目的とする。

自主シンポジウムJ1-11：アセスメント

J1-11

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第11会場：センター棟 4階　416）

神経発達症（発達障害）児・者のテーラード・サポートに向けた評価システムの検討
デジタル課題の活用可能性

企画者, 司会者：岡崎慎治¹
話題提供者：青木真純²、別府さおり³、奥畑志帆⁴
指定討論者：大柳俊夫⁵
1.筑波大学、2.東海大学、3.東京成徳大学、4.佛教大学、5.札幌医科大学

概要

本シンポジウムでは、神経発達症児者への教育的支援として「テーラード・サポート」の観点から、デジタル課題を用いた認知プロセス評価の可能性を検討する。デジタル課題と生体反応計測を組み合わせた認知プロセス評価の試み、問題解決課題における言語・動作分析によるプランニングプロセスの検討、個別実施の認知検査を用いた臨床群データのクラスタリング分析についての話題提供から、実行機能・プランニング評価におけるデジタル課題の活用可能性について議論を深める場としたい。

自主シンポジウムJ2-11：LD以外の発達障害（ASD・ADHD・DCDなど）

J2-11

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第11会場：センター棟 4階　416）

小学校1年生児童の協調運動と行動･情緒的問題及び読み書きの関係について
－縦断調査と実践研究による検討－

企画者, 司会者：石倉健二¹
話題提供者：森彩貴²、近田義裕³、扇原弘充^{4, 1}
指定討論者：中尾朋子^{5, 6}
1.兵庫教育大学大学院特別支援教育専攻、2.兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科、3.学校法人近田幼稚園、4.神戸市立小学校、5.大阪大学大学院、6.豊中市教育委員会

概要

協調運動の困難さは幼児期における行動･情緒的問題との関係が指摘されており、ＤＣＤ症状と書字困難の関係についても指摘がなされている。本シンポジウムでは、協調運動と行動･情緒的問題及び読み書きの関係について、検討を行う。そのために話題提供者➀②は、小学校入学前（年長時）から小学校1年生にかけて行った縦断調査の結果を報告する。また話題提供者③は、支援を要する小学校低学年児童に対して、小集団運動プログラムを実践した成果について報告する。これらの話題提供を通じて、協調運動の困難さと学校での生活や学びの困難の関係について検討し、協調運動を軸としたアセスメントや支援プログラムのあり方について議論を行いたい。

自主シンポジウムJ3-11：校内連携・地域連携の構築

J3-11

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第11会場：センター棟 4階　416）

オープンダイアローグの多様性を考える
ー学校で苦戦している中高生への実践から見えたことー

企画者, 話題提供者：宮﨑悦子¹
話題提供者：磯貝和範¹
司会者：工藤真希²
指定討論者：飯塚吉行³、星野俊弥⁴
1.学校法人星槎星槎中学高等学校、2.星槎学園北斗校、3.東京都スクールカウンセラー、4.北里大学病院

概要

本シンポジウムでは、公認心理師または臨床心理士の資格をもつスクールカウンセラーが、学校の中でオープンダイアローグを実践した事例を紹介する。一対一のやり取りではなく、複数のメンバーが集まって対話を行うことで見えてきたことについて、参加者とともに共有し、今後の学校臨床におけるオープンダイアローグの活用について考えることがねらいである。
話題提供者が事例を提示した後に、残りの話題提供者、司会者、指定討論者が、オープンダイアローグの手法の一つであるリフレクティング・トークの形をとって、事例についてリフレクティングを行う。リフレクティングを受けて、話題提供者が感想などをコメントするという流れで進行する。また、フロアの参加者の方々とも意見交換ができることを期待している。

自主シンポジウムJ4-11：医療

J4-11

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第11会場：センター棟 4階　416）

発達障害のある子供への薬物治療と教育的支援をつなぐ学校・家庭・医療機関の連携のかたち

企画者, 司会者：川村修弘¹
企画者, 話題提供者：三浦光哉²
指定討論者：原田剛志³
話題提供者：星川裕美⁴、山口純枝⁵
1.山形大学大学院、2.聖和学園短期大学、3.パークサイドこころの発達クリニック、4.山形大学附属中学校、5.名古屋市教育委員会子ども応援課

概要

現在，小・中学校には，ADHDやASDなどの発達障害のある子供が在籍しており，その中には薬物治療を受けている子供がいる。しかし，学校現場では薬物治療に関する知識が十分に共有されていないことが多く，薬の副作用で授業中に眠気が生じたり，食欲不振が見られたりすることがあり，教員がその背景を理解できない場合がある。家庭でも，薬への不安から服薬を拒否するケースが見られる。
このような課題を解決するために，学校・家庭・医療機関の連携が重要である。本シンポジウムでは，発達障害のある子供への支援として，巡回相談員・養護教諭・スクールカウンセラーがどのように校内連携を進め，医療機関との協力を深めていくかについて事例を交えながら議論する。また，現場での課題を共有し，より良い支援体制を構築する連携の在り方を考える機会としたい。

自主シンポジウムJ1-12：義務教育修了後（高校・大学等）の支援

J1-12

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第12会場：センター棟 5階　501）

教育現場における「発達障害の要支援度評価尺度（MSPA）」の活用
義務教育終了後の支援

企画者, 話題提供者：清水里美¹
企画者：田中駿²
司会者：松岡利規²
話題提供者：鈴木英太⁴、天下谷恭一³
指定討論者：花熊暁⁵
1.大阪常磐会大学、2.京都国際社会福祉センター、3.MSPA研究会、4.京都教育大学、5.関西国際大学

概要

発達障害の要支援度評価尺度（MSPA）は、発達障害の診断ツールとして、近年では医療機関で広く用いられるようになってきた。学校現場においても、MSPAの評価結果（チャート）を目にする機会が増えてきているのではないだろうか。
もともとMSPAは、診断を待たずして、学校や職場などの直接支援の場において、対象児者の発達特性を理解し支援するために活用できるツールである。
本シンポジウムでは、義務教育終了後の段階にあたる、高校での進路指導、就労に向けた支援などの場面でMSPAを活用した事例をまじえながら、そのメリットと留意点について検討する。

自主シンポジウムJ2-12：読む・書く

J2-12

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第12会場：センター棟 5階　501）

自主シンポジウム題目「読み書き」に困難をかかえる子どもの家庭支援と園や学校での支援　（2）
―　当事者の親・そして支援者の立場でできることを考える　―

企画者, 司会者：片岡茂¹
話題提供者：片岡美津枝¹、野村千香子²、大島光代³
指定討論者：平谷美智夫⁴
1.「読み書き」支援まなびらぼ、2.児童発達支援・放課後デイサービスうてな、3.名古屋学芸大学、4.平谷こども発達クリニック

概要

「読み書き」支援まなびらぼは、発達性読み書き障害等による「読み書き」困難の小・中学生の当事者及び保護者に対し、相談会を開催し、孤立化しやすい保護者の悩みや苦手意識のある「読み書き」に対する具体的な取組、学校における合理的配慮など多岐に渡る支援を行ってきた。当事者が意欲や自己肯定感の低下に陥らず、自己の可能性や力を十分に実感するためには、具体的な支援と成功例を積み上げ根拠に基づく支援を展開する必要がある。本研究では、相談会による支援の有効性、幼児期からの早期発見と就学後の困難を軽減する遊び教材開発、大学受験のための事例について話題提供する。本研究は研究倫理に基づき、個人の承諾を得て発表する。

自主シンポジウムJ3-12：読む・書く

J3-12

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第12会場：センター棟 5階　501）

ひらがな支援研究プロジェクト
学童初期におけるひらがなの獲得がすべての子どもの学力保障へとつながる

企画者, 話題提供者：島田敏行¹
司会者：松浦直己²
話題提供者：鵜飼節夫²、石谷禎孝²、高橋泰岳⁴
指定討論者：原惠子³
1.三重大学教育学部附属中学校、2.三重大学教育学部、3.上智大学、4.福井大学工学部

概要

本研究の目的は、ひらがな習得に困難を示す児童たちを適切な評価尺度を使用して検出し、複数の教材を提示した上でスキルアップをめざし、その教育効果を検証することである。このような困難さのある児童は一定数いると推定されるが、系統立てた具体的な支援が行われている学校はほとんどない。（※書くことへのアセスメントは多くあるが、読字で研究しているものは前例がない。）また、児童の変容を追跡して明らかにした研究はない。今回のシンポジウムでは、地域の教育委員会と連携し、約200名の1年生児童を対象に「読み取り検査」と「書き取り検査」を実施した変容の状況を報告する。

自主シンポジウムJ4-12：校内連携・地域連携の構築

J4-12

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第12会場：センター棟 5階　501）

スクールワイドPBSの実装の障壁を乗り越える（３）
－データの収集と活用－

企画者, 司会者：半田健¹、若林上総²
話題提供者：古田島真樹 ³、門分伸浩⁴
指定討論者：宮木秀雄⁵、庭山和貴⁶
1.熊本大学、2.宮崎大学、3.長岡市立青葉台小学校、4.宮崎大学教育学部附属小学校、5.山口大学、6.大阪教育大学

概要

本シンポジウムでは、スクールワイドPBS（以下、SWPBS）の実装について議論する。特に、データの収集と活用に焦点を当てたい。先行研究より、データに基づく意思決定の実施が持続的な実装を予測することが報告されている。このことから、日本の学校現場において、SWPBSの効果的かつ持続可能な実装を推進する上で、データの収集と活用について議論することは意義深いと考える。そこで、本シンポジウムは、実装が進んだ学校において、どのようなデータを収集し、どのように活用しているのか、話題提供者より発表する。ディスカッションでは、日本の学校現場においてデータに基づく意思決定を推進する上で必要な工夫や視点を議論したい。

自主シンポジウムJ5-04：研修・専門性の維持向上（実行委員会選抜）

J5-04

論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月19日（日） 9:50～11:20
（第4会場：センター棟 1階　101）

教育現場に求められる発達障害教育の専門性
〜教育職・心理職の両面から人材育成を考える〜

企画者, 司会者：小林玄¹
話題提供者：武富敦史²、遠藤葵³、三輪慶太⁴、石井真美香⁵
指定討論者：滝川国芳⁶
1.東京学芸大学、2.東京都小金井市立小金井第二小学校、3.秋田県立栗田支援学校、4.東京都八王子市こども家庭センター、5.東京都東村山市立北山小学校、6.京都女子大学

概要

喫緊の学校教育課題のひとつに発達障害児への教育支援がある。しかし現在、発達障害に関わる専門的な人材育成は教職課程の中では積極的には行われていない。また、教育職のみならず教育支援に関わる心理職についても、発達障害児が学校教育の中でどのような支援教育につながっているのか、支援システムはどのようになっているのかを知る機会は限られている。支援に必要な知識やスキルを、現場に出てから実践を通して身につけるだけでなく、在学中により深い学びの機会を得ることが肝要である。本シンポジウムでは、発達障害児の教育支援に関わる人材育成の現状の課題を様々な立場から明らかにし、今後について展望する。

自主シンポジウムJ6-04：ICT活用（実行委員会選抜）

J6-04

論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月19日（日） 11:50～13:20
（第4会場：センター棟 1階　101）

学びにくさのある子へのテスト場面でのICT活用が開く未来①
正当な評価と合理的配慮の必然性を共有する

企画者, 話題提供者：井上賞子¹
話題提供者：鈴木秀樹²、伊藤陽子³
司会者：吉野晃子⁴
指定討論者：高橋麻衣子⁵
1.松江市立島根小学校、2.東京学芸大学附属小金井小学校、3.仙台市立八乙女中学校、4.松江市立乃木小学校、5.早稲田大学

概要

本シンポジウムでは、テストにおけるICT活用を通して、すべての子どもが正当に評価されるための合理的配慮の実践と課題について議論する。企画者がその意義と現状を提起した上で、話題提供者は、読み書きに困難を抱える児童への具体的支援事例や、テストそのものの妥当性に関する問題提起、さらに合理的配慮が子どもや教員に与えた変化のプロセスを紹介する。ICT活用が個別支援を超え、学び全体の在り方を問い直す契機となることを、参加者と共に探る。

自主シンポジウムJ7-04：ICT活用（実行委員会選抜）

J7-04

論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月19日（日） 13:50～15:20
（第4会場：センター棟 1階　101）

読み書きに困難のある子どもへのICT を活用した学習プログラムの開発と実践（第3報）
読み書き困難当事者である大学生・高校生の果たす役割と成果

企画者, 司会者：坂井聡¹
話題提供者：河野俊寛²、濱地音安³、吉田征悟⁴
指定討論者：中野泰志⁵
1.香川大学教育学部、2.東京農工大学、3.慶応大学、4.日本工業大学、5.慶応大学

概要

本シンポジウムは，読み書き困難当事者である高校生・大学生が，読み書きに困難のある小中学生に対して実施している学習プログラムの中で果たしている役割と成果を探ることを目的とした。高校生・大学生が自らの読み書きの困難に気づき，ICTを補助代替ツールとして使うようになるまでのプロセスについて，後方視的に語る言葉を手がかりに探っていきたい。

自主シンポジウムJ8-04：アセスメント（実行委員会選抜）

J8-04

論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月19日（日） 15:50～17:20
（第4会場：センター棟 1階　101）

知能検査・心理アセスメントのフィードバックのトレーニング

企画者, 話題提供者：熊上崇¹
司会者：星井純子²
話題提供者：永田真吾³、熊上藤子⁴、秋田悠希⁵
指定討論者：齋藤大地⁶
1.和光大学、2.東洋大学、3.山梨大学、4.埼玉東萌短期大学、5.人間環境大学、6.宇都宮大学

概要

KABC-ⅡやWISCなどの心理検査を実施し、採点・解釈のあと、その結果を被検査者や保護者、学校などの支援者へフィードバックを行うにあたり、報告書作成と面接が行われる。しかしどのようにフィードバックするかについて、そのトレーニング手法は十分に体系化されていない。本シンポジウムでは、大学の学生向け心理職養成トレーニング、および現職者（教員、福祉職、心理職）へのフィードバックのトレーニングの在り方について、その実践を報告する。あわせて、保護者や支援者が、心理検査のフィードバックを受けて継続的なチーム支援体制の構築につなげるための方略について議論したい。

自主シンポジウムJ5-05：英語

J5-05

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 9:50～11:20
（第5会場：センター棟 1階　102）

英語の読み書き学習初期における習得の困難さへの理解を深める－PART 2―
アセスメントによる小中学生の英語基礎スキル習得状況と躓きの要因を探る

企画者, 話題提供者：河合裕美¹
話題提供者：銘苅実土²、縄手雅彦³
指定討論者：大谷みどり³
1.神田外語大学、2.帝京大学、3.島根大学

概要

英語学習の初期段階の躓きや困難は，後の読み書きに深刻な支障をきたす。要因として入門期に文字知識・音韻意識・文字と音の対応の習得が進まず，単語を丸暗記するために正確性が育たず，文章の流暢性が発達しないことが考えられる。また，英語読み書きの指導体系や評価の系統化が未整備のため，指導者側も不安を抱えている。昨年のシンポジウムでは，支援オプションや試作版バッテリーを小学生に実施した分析結果や課題を報告した。本シンポジウムでは，検査バッテリー・アプリを修正し小中学生に実施した結果や，小学生時点の英語読み書き力が中学生に及ぼす影響について話題提供を行い，英語学習初期における支援・指導の在り方を議論する。

自主シンポジウムJ6-05：義務教育期（小・中学）の支援

J6-05

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 11:50～13:20
（第5会場：センター棟 1階　102）

通常の学級に在籍する教育的ニーズのある子どもの支援の充実に向けて
～小学校通級指導と心理士及び通常の学級担任との協働による社会性と情動の学習（SEL）の実践をとおして～

企画者, 指定討論者：滑川典宏¹
司会者, 話題提供者：川上賢祐²
話題提供者：大森良平³、島原祥徳⁴
1.国立特別支援教育総合研究所、2.横浜市立小学校、3.医療法人社団智生会イサオクリニック、4.横浜市立小学校

概要

本シンポジウムでは、小学校の通級指導教室（自閉症・情緒障害・LD・ADHD）担当教員（以下、「通級担当」）と心理士が協力して、通常の学級の小学4年生を対象に実施した「社会性と情動の学習プログラム（以下、「SEL」）」の取り組みを報告する。今回実施したSELの内容を説明し、実践上の留意点や課題等について言及する。また、通常の学級担任から、SELを受けた子どもや学級の変化、担任や学年の教員の変容、通級担当と心理士との協働したSELの実践の意義についても報告する。さらに、通常の学級に在籍する教育的ニーズのある子どもの支援の充実に向けて、通級担当、心理士、通常の学級担任が協働する取組の在り方をフロアと意見交換する。

自主シンポジウムJ7-05：研修・専門性の維持向上

J7-05

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 13:50～15:20
（第5会場：センター棟 1階　102）

今改めて発達障害支援における専門性について問い直す
特別支援学校　通級指導教室の観点から

企画者, 司会者, 話題提供者：山下公司¹
指定討論者：梅田真理²
話題提供者：坂内仁³、沓澤整治⁴
1.北海道教育大学札幌校、2.宮城学院女子大学、3.北海道教育委員会特別支援教育課、4.国立特別支援教育総合研究所

概要

2007年に特別支援学校によるセンター的機能が位置づけられ、通常の学級における特別支援教育が進められるなどし、特別支援教育が幕開いた。その中でも発達障害に関する支援は、様々充実してきている。しかし、特別支援学校のセンター的機能に関して、担当者に運用を任され、その専門性についてまだまだ課題は大きい。また、発達障害支援の最前線である通級指導教室においても専門性の担保が求められるが、十分ではない。そこで、本シンポジウムでは、主に特別支援学校におけるセンター的機能と通級指導教室における発達障害支援についての現状を検討することを通して、改めて発達障害支援における専門性について検討していきたい。

自主シンポジウムJ8-05：義務教育修了後（高校・大学等）の支援

J8-05

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 15:50～17:20
（第5会場：センター棟 1階　102）

発達・精神障害学生支援の明日に向かって
資源の少ない現場で可能な持続的支援とは

企画者, 司会者, 話題提供者：篠田直子¹
指定討論者：篠田晴男³
話題提供者：森光晃子¹、島田直子²
1.信州大学、2.秀明大学、3.立正大学

概要

高等教育における発達・精神障害のある学生への支援については、体制整備の積み重ねによる様々な知見を得てきた。しかし、学生の障害特性は複雑で学生・教職員の共通理解の困難さによって足並みがそろわない現状もある。発達・精神障害学生の支援は、学生と教職員間の共通理解や自己理解に基づく学生自身の自己決定・セルフアドボカシーの涵養に加え、身近な支援者としての周囲の学生の力をどう生かすかがポイントである。本シンポジウムでは、発達・精神障害のある学生の適応上の諸問題を掘り下げることで、自助資源の活用と援助資源の提供のバランスをいかにとるか、特に援助資源の限られている大学の例を中心に議論を深める。

自主シンポジウムJ5-06：義務教育修了後（高校・大学等）の支援

J5-06

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 9:50～11:20
（第6会場：センター棟 3階　309）

大学と行政の連携・協働を通じたインクルーシブな生涯学習プログラムの開発・その4
当事者主体で開発・活動する意義について考える

企画者, 話題提供者：武部正明¹
司会者, 話題提供者：日戸由刈¹
話題提供者：今藤孝拓²、岩本健吾²、後藤成海³
指定討論者：津田英二⁴、別田果菜子⁵
1.相模女子大学人間社会学部、2.インクルーシブ・プログラム開発協力者、3.相模原市発達障害支援センター、4.神戸大学国際人間科学部、5.文部科学省障害者学習支援推進室

概要

相模女子大学では、相模原市と連携して地域の特別支援学校高等部等を卒業した知的・発達障害者を主な対象とした、学校卒業後の生涯学習プログラムの開発に取り組んできた。現在では「生涯学習プログラム」と「エンパワメント・プログラム」の2本柱で構成され、車の両輪のようにして展開している。エンパワメント・プログラムの活動は、障害のある当事者と大学生がメンバーとなり、「生涯学習プログラム」の企画・運営に参画している。一方、相模原市は地域での普及を目的に教育等の関係機関及び学識経験者に加え、当事者や大学生を構成員とした連携協議会の開催等を担う。大学と行政が共に当事者主体でプログラム開発する意義について発表する。

自主シンポジウムJ6-06：就学前の支援

J6-06

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 11:50～13:20
（第6会場：センター棟 3階　309）

ＣＬＭ方式による接続期の支援
クラス全体の支援と合理的配慮

企画者, 司会者：酒井晃子¹
話題提供者：大市俊美²、志津馬しのぶ³、高山恵子⁴
指定討論者：中村みゆき¹
1.NPO法人ライフ・ステージ・サポートみえ、2.三重県尾鷲市福祉保健課子育て支援係、3.岐阜県高山市立新宮小学校、4.ＮＰＯ法人えじそんくらぶ

概要

気になる子の支援は、診断を急ぐより、毎日過ごす保育所や学校での発達支援が肝要であると考え、「ＣＬＭ（Check List in Mie）と個別の指導計画」を開発した。この計画は、気になる行動の要因分析に基づく支援を組み立て、約２週間で成功に導く実践をし、評価する。この実践は、子どもの適応行動の獲得、担任の支援力の向上、小１プロブレムの予防に効果がある。当日は、年長クラスと小１クラスでの実践、親支援の実践を報告し、接続期の支援について考察を深める予定である。

自主シンポジウムJ7-06：ICT活用

J7-06

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 13:50～15:20
（第6会場：センター棟 3階　309）

特別支援学級・通級指導教室におけるAIを活用した支援
AIの可能性の検討

企画者, 司会者, 話題提供者：山﨑智仁¹
話題提供者：房前千里³、伊藤陽子⁴
指定討論者：齋藤大地⁵、内山仁志²
1.山口県立大学社会福祉学部、2.島根県立大学人間文化学部、3.守口市立よつば小学校、4.仙台市立八乙女中学校、5.宇都宮大学共同教育学部

概要

生成AIの急速な普及を受け，文部科学省より生成AIの利活用に関するガイドラインが公表された。しかし，同ガイドラインには特別支援教育への具体的な言及がなく，特別支援教育における活用は今後の重要な課題といえる。一方で特別支援学級に在籍している，または通級による指導を受けている児童生徒数は年々増加している。こうした状況からAIは，障害のある子どもたちを支援するツールや教員の専門性を補う有効な手段となり得る可能性が考えらえる。本シンポジウムでは，AIを活用した不登校児への支援，特別支援学級での支援，通級指導教室における支援といった実践をもとに，AIの可能性と課題を多角的に検討する。

自主シンポジウムJ8-06：読む・書く

J8-06

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 15:50～17:20
（第6会場：センター棟 3階　309）

フォントや背景色などの文字の表示形式・媒体の違いが読むこと書くことにもたらす効果とは？

企画者, 話題提供者：荻布優子¹
司会者：加藤哲則²
話題提供者：奥村智人³、川﨑聡大^{4, 3}
指定討論者：若宮英司⁵
1.長崎大学教育学部、2.愛媛大学教育学部、3.大阪医科薬科大学高次脳機能研究所、4.立命館大学産業社会学部、5.藍野大学医療保健学部

概要

発達障害児者では「文字を読み書きするときの表示形式や使用媒体（フォント、行間、背景（紙）色、ハイライトの有無やその色）を工夫すると読み書きしやすくなる」ことが経験的に知られている。当事者の声に耳を傾けると表示形式や使用媒体を変容させることで何らかの効果が得られていることは確からしいものの、その科学的な検証は十分とは言い難く、また知見の傾向は一致していない。本シンポジウムでは、各話題提供者から「文字の表示形式や使用媒体の効果」について対象や従属変数を明確にしたうえで効果のおよぶ範囲を明確に各々の研究知見を紹介し、実際の読み書き場面での適応範囲について具体的、柔軟に、議論したい。

自主シンポジウムJ5-07：就労・就職・自立

J5-07

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 9:50～11:20
（第7会場：センター棟 3階　310）

家庭における小学校段階からのキャリア発達支援について考える
―教育・福祉機関に期待される役割と連携・協働の展望―

企画者, 司会者：榎本容子¹
話題提供者：清野絵²、井上秀和¹、石渡利奈²
指定討論者：知名青子³、滝口圭子⁴
1.独立行政法人国立特別支援教育総合研究所、2.国立障害者リハビリテーションセンター研究所、3.障害者職業総合センター、4.金沢大学　人間社会研究域学校教育系

概要

発達障害のある人が、自分らしい形で社会的・職業的自立を果たしていくためには、学齢期からのキャリア発達支援が重要である。企画者らは、家庭でのキャリア発達支援に着目し、家庭で取り組めるプログラムを開発した。プログラムは、①子どもが家庭の中で社会的・職業的自立に向けた力を培い、自己理解を深める機会を提供することをねらいとした支援者向け冊子と、②その概要を紹介する保護者向けの啓発リーフレットで構成した。本シンポジウムでは、開発教材の内容や特徴、今後の活用可能性について、開発者及び保護者の視点から話題提供を行った後、指定討論を通じて、家庭と教育・福祉機関の連携・協働の展望について議論を深めていく。

自主シンポジウムJ6-07：ユニバーサルデザイン

J6-07

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 11:50～13:20
（第7会場：センター棟 3階　310）

高校での合理的配慮と学びのユニバーサルデザイン
―高校卒業後の人生を視野に入れて考えるUDL実践の意義

企画者, 話題提供者：松戸結佳¹
話題提供者：森真美²、溝畑祥子³
指定討論者：名越斉子⁴
1.東海大学、2.元埼玉県立浦和工業高等学校、3.埼玉県立浦和工業高等学校、4.埼玉大学

概要

本シンポジウムは、合理的配慮の観点から高校における「学びのユニバーサルデザイン（UDL）」の意義を考えることを目的に企画した。高校の国語科でUDLを実践してきた３名が話題提供を行い、進学・就職など卒業後を見据えたUDL実践の意義や、セルフアドボカシー、合理的配慮の申請との関連について検討する。また、合理的配慮の提供が十分でない環境下における生徒にとってのUDL実践の意義についても考える。国語科の教員同士の協働による実践継続の工夫についても共有し、当日は参加者と共にこれらのテーマについて考えを深めていく。

自主シンポジウムJ7-07：ICT活用

J7-07

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 13:50～15:20
（第7会場：センター棟 3階　310）

読み書き困難を代替するICT活用の報告
ICT活用を含めた学習方略を学ぶ塾(SNラボ)での事例より

企画者, 話題提供者：竹田和輝⁴
話題提供者：佐藤里美¹、小園侑理愛²
指定討論者：加藤悦子³
1.北陸先端科学技術大学院大学、2.日本K-ABCアセスメント学会、3.柏市教育委員会、4.植草学園大学

概要

SNラボとは、読み書きの困難を抱える児童生徒を対象に、学習に取り組むためにその困難を代替するICT活用の方法を指導する塾である。学校教育においてはGIGAスクール構想の推進に伴って一人一台の端末が整備され、活用方法が盛んに研究されている。しかし、学校教育では読み書きの困難を代替するICT活用の方法を児童生徒自身に指導することは人員不足やICTに関する専門性から必ずしも十分には行われているとは言えない。そこで、SNラボで活用方法を学び、学習に取り入れている事例(3例)を報告しICT活用の効果を示すことで、児童生徒自身が必要なICT活用技能を学び、学校生活の中で発揮していくための契機を見出したい。

自主シンポジウムJ8-07：義務教育修了後（高校・大学等）の支援

J8-07

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 15:50～17:20
（第7会場：センター棟 3階　310）

高等教育における授業のユニバーサルデザイン化とUDLへの理論的展開
―多様な学生との対話を通じて―

企画者, 司会者, 話題提供者：長山慎太郎¹
企画者：末吉彩香⁵
話題提供者：南陽菜³、野口夏佳⁴、岸良隼人¹
指定討論者：川俣智路²
1.筑波大学ヒューマンエンパワーメント推進局、2.北海道教育大学大学院教育学研究科、3.筑波大学人間学群障害科学類、4.筑波大学医学群看護学類、5.筑波大学人間系

概要

高等教育における教育のユニバーサルデザイン化への関心が高まる中、本実践では、ピア・チューター養成授業における授業のユニバーサルデザイン化の取り組みと、学習環境の再構築の試みに注目し、多様な学生がともに学ぶ場の設計における具体的な知見を提示することを目的とする。授業設計においては、学生が「コミュニケーション」「ツール」「スライド」「教室環境」の観点から工夫を提案し、複数講座の授業改善に取り組んだ。本シンポジウムでは、こうした提案のプロセスを通じて浮かび上がった課題や気づきを共有し、実践と理論の往還、そして教育環境の再構築に向けた実践の可能性について議論を深めたい。

自主シンポジウムJ5-08：ICT活用

J5-08

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 9:50～11:20
（第8会場：センター棟 3階　311）

GIGAスクール時代における特別支援教育の現状と課題
― 先生も児童・生徒ものびのびと学べる日常に向けたICT活用 ―

企画者, 司会者：両川晃子^{1, 7, 2}
話題提供者：三好照美³、尾沼志郎^{4, 2}、赤羽友子^{5, 2}、山本郁⁶
指定討論者：富永大悟⁷
1.信州大学医学部附属病院、2.S.E.N.Sの会長野支部会、3.星槎大学、4.上田市立神川小学校、5.南箕輪村立南箕輪中学校、6.武蔵野大学、7.山梨学院大学

概要

GIGA端末が1人1台配備された今、特別支援学級・通級指導教室でのICT活用の現状と課題を共有し、先生も児童・生徒も自然にICTを活用できる日常の実現を目指して議論する。学びの多様化学校、小学校特別支援学級（アンケート調査報告）、中学校通級指導教室の先生のほか、当事者の声も紹介し、活用実態や工夫、直面する課題について話題提供を受け、参加者とともに今後の方策を考える。

自主シンポジウムJ6-08：校内連携・地域連携の構築

J6-08

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 11:50～13:20
（第8会場：センター棟 3階　311）

発達障害教育の課題に「チーム学校」でどのように取り組むか

企画者：長江清和¹
司会者：石本直巳¹
話題提供者：杉浦里奈²、大島竜之介³、伊藤千鶴⁴
指定討論者：加藤典子⁵
1.国立特別支援教育総合研究所、2.熊谷市教育委員会、3.函南町立桑村小学校、4.長野県長野養護学校、5.鳥取県教育委員会

概要

発達障害教育の課題は、全校的な支援体制で取り組むことが必要である。そして全教職員が主体的に課題の解決に取り組めるように、特別支援教育コーディネーターをはじめとするキーパーソンの専門性を活かし、専門職や特別支援学校のセンター的機能等を含めた「チーム学校」の観点で校内支援体制を構築することが必要となる。本シンポジウムでは、「チーム学校」の観点で校内支援体制を構築する事例を取り上げ、「チーム学校」の全員が主体的に課題解決に取り組むための具体的な取組を、話題提供者が報告する。さらに教育行政の立場から特別支援教育の体制整備に取り組む指定討論者に論点を整理していただいた上で、参加者全員で協議を深めたい。

自主シンポジウムJ7-08：義務教育修了後（高校・大学等）の支援

J7-08

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 13:50～15:20
（第8会場：センター棟 3階　311）

高等学校に在籍する個別的教育ニーズのある生徒への支援における通級による指導の役割と展望

企画者, 司会者, 話題提供者：井上秀和¹
話題提供者：市原洋平²、奥村俊介³
指定討論者：笹森洋樹⁴
1.国立特別支援教育総合研究所、2.Ａ県教育委員会、3.Ｂ県教育委員会、4.常葉大学

概要

高等学校においては、2018年に通級による指導が制度化され、集団から個々の生徒までを対象とする特別支援教育の指導体制が確立された。現在、通級による指導を実施する学校が拡充され、今後もその数の増加が予想される。一方で、文部科学省（2024）では、高等学校が「通級による指導を必要と判断した」にもかかわらず、実際には「通級による指導を行わなかった」生徒が一定数存在することが報告されている。本シンポジウムでは、通級による指導の実践経験を有する教育委員会担当者が、自身の実践を基に話題提供を行う。その上で、高等学校に在籍する個別的教育ニーズを有する生徒への支援方策として、通級による指導の活用と今後の展望を検討する。

自主シンポジウムJ8-08：校内連携・地域連携の構築

J8-08

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 15:50～17:20
（第8会場：センター棟 3階　311）

小学校や放課後等デイサービスで児童生徒の多様なニーズに対応する支援実践

企画者：林原洋二郎¹
司会者：嵐大基¹
指定討論者：梅永雄二²
話題提供者：開田亜矢子³、土田晴香⁴、大和由依⁵
1.ヴィストカレッジ、2.早稲田大学教育・総合科学学術院、3.富山県魚津市立経田小学校、4.ヴィストカレッジ金沢駅前、5.ヴィストカレッジ西金沢駅前

概要

不登校や発達障害児の増加、またコロナ感染症予防による教育スタイルの変化など、子どもを育てる環境はさらに多様性が求められている。その中で、学校や福祉事業所で、特別なニーズを持つ児童生徒に対して支援内容も多様化している、今回は、学校や放課後等デイサービスで多様なニーズに対応した支援の実践報告を行い、発達障害児者に必要な情報を共有し協議を深める。

自主シンポジウムJ5-09：インクルーシブ教育　

J5-09

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 9:50～11:20
（第9会場：センター棟 4階　401）

通信制高校における多様な学びの実践
好き、楽しいを強みにつなげる実践報告

企画者, 司会者：武隈智美^{1, 2}
話題提供者：飯田魁¹、前田啓介¹、原彩子¹、山下俊¹
指定討論者：阿部利彦³
1.星槎国際高等学校、2.特定非営利活動法人ゲートキーパーＴＯＮＡＲＩＮＯ、3.星槎大学

概要

星槎国際高等学校は、2025年4月「学びの多様化学校」として文部科学省に認められた広域通信制高等学校である。ここでは通信制ならではの柔軟なカリキュラムで、100種以上の選択ゼミ・インターンシップ・国際交流など体験から学ぶ授業や、PBLテーマ学習（問題発見解決型学習）、商店街や福祉施設など地域と連携して実社会を体験するプロジェクト学習などで友達と一緒に楽しく学んでいる。本シンポジウムでは、不登校や高校中退などを体験した生徒たちが、これらの学習を体験し、地域で生き生きと学ぶ姿を紹介し、凸凹を均さず活かす取り組み、一人ひとりちがうIEPの役割を果たす時間割、体験を増やすゼミ授業や部活動などについて活発に話し合いたい。

自主シンポジウムJ6-09：校内連携・地域連携の構築

J6-09

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 11:50～13:20
（第9会場：センター棟 4階　401）

幼稚園における外部機関の導入、連携について
～互いの立場を理解し共に繋がっていくための連携の取り方に焦点をあてて～

企画者：長谷川幸男¹
話題提供者：若月芳浩²、下斗米巧³
指定討論者：守巧⁴
1.南台幼稚園、2.四季の森幼稚園、3.株式会社　無有、4.こども教育宝仙大学

概要

幼稚園現場では、発達に課題のある子の保育を進めるにあたり、園内連携のみではなく外部機関との連携は必要不可欠である。幼稚園は、生活の場として過ごす場所であり、限られた時間の中で様々な能力を取得していくのには限りがある。手先のことや個人の能力を体得していくのには、療育施設や児童発達支援事業所のような小集団で過ごせる外部機関との繋がりが大切だと考える。共に課題を共有し、子どもの為に進めていきたいのだが、どちらか一方的な考えを主張してしまうことも少なくない。互いの考えを理解し、どのような関係構築が望ましいのか、考えていきたい。

自主シンポジウムJ7-09：義務教育修了後（高校・大学等）の支援

J7-09

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 13:50～15:20
（第9会場：センター棟 4階　401）

発達特性が疑われる学生の実習支援について
看護および保育実習における学生支援

企画者, 司会者：松山綾子^{1, 2}
話題提供者：江川ゆき³、平田京子⁴、工藤美賀子⁵、田中由華里⁶
指定討論者：荻野貴美子⁷
1.東京経営短期大学、2.星槎大学、3.東京医薬看護専門学校、4.横須賀市立看護専門学校、5.星槎大学大学院、6.無所属、7.松本看護大学

概要

資格取得を目的とする高等教育機関(保育・看護等)では、実習において指導計画案等の記述(いわゆる書き物)が実習生に要求される。しかし時には実習生へ指導が浸透しない、コミュニケーション不足、日誌が書けない等の指摘を受けることがある。これらを踏まえ、指導校教員または実習指導者としての立場から、学習障害などが疑われる学生の困りごとを共有化する。さらにその問題解決のために各指導者は各々の立場から、どのような実習指導を行っているかを言語化し、どのような環境整備を行うことが望ましいかについて、当日は話題提供者の議論から示唆をいただくとともに、参加者からも積極的に討議にご参加いただける時間を持ちたい

自主シンポジウムJ8-09：読む・書く

J8-09

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 15:50～17:20
（第9会場：センター棟 4階　401）

平谷こども発達クリニックにおける発達性ディスレクシア（DD）の診断と支援　（その12）
デイジー教室を中心とするDD児童の日本語読解・語彙形成、英単語の読み支援とタイピング指導の工夫

企画者：平谷美智夫¹
話題提供者：清水宏樹¹、松浦直己³、橋本洋輔⁵、杉江直哉^{4, 1}、高橋泰岳²
1.平谷こども発達クリニック、2.福井大学工学部、3.三重大学　教育学部、4.名古屋大学大学院　教育学部、5.国際教養大学　国際教養学部

概要

当クリニックでの発達性ディスレクシア（DD）の診断件数は、これまでに約1000例に達しています。多くのDD児はADHDやASDを併存しており、彼らの自立に向けた支援課題は多岐にわたります。これまで11回にわたり開催してきた本連続セミナーでは、それぞれの課題について報告してきましたが、今回はDDの主症状である「読み（Decoding）」「読解（Comprehension）」「語彙形成」「書字」および「英語の読み」に焦点を当て、ICTを活用した支援の実践について報告いたします。2023年10月に開講した「デイジー教室」を新たな実践の場として、ICT支援がDD児に対して有効であることを紹介します。

自主シンポジウムJ5-10：インクルーシブ教育　

J5-10

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 9:50～11:20
（第10会場：センター棟 4階　402）

不登校特例校から「学びの多様化学校」へ
星槎中学高校・星槎名古屋中学・星槎国際高等学校のリベラルアーツとは

企画者, 話題提供者：安部雅昭^{1, 2}
話題提供者：蓮田亮大³、三村紫十美⁴
指定討論者：中西茂⁵、吉川徹⁶
1.星槎国際高等学校、2.星槎大学、3.星槎グループ、4.星槎名古屋中学校、5.教育ジャーナリスト、6.愛知県西三河福祉相談センター

概要

1984年40年前、宮澤学園（現星槎学園）が横浜に誕生した。「社会に必要とされることを創造し、常に新たな道を切り開き、それを成し遂げる」という建学の精神に基づき、多様な学びの場を創設し続け、今に至る。学校に生徒を合わせるのではなく、学校が生徒に合わせるという考えだから、多様な学びの場が必要だ。創設者は教育者と言われることを嫌い、「場づくり屋」と名乗った。教師が教えるのではなく、場が生徒を育てるのだ。どのような場があればいいのだろう？先生たちは日夜考えている。カバンに入らない星槎の教科書・海も川も街も星槎の教室・・・そんな取り組みを聞いてください。そして、多様な学びについていっしょに考えてください。

自主シンポジウムJ6-10：インクルーシブ教育　

J6-10

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 11:50～13:20
（第10会場：センター棟 4階　402）

子どもの興味を出発点にした関わりの成功体験
DIRフロアタイム®で育む発達と学び

企画者, 話題提供者：大庭亜紀^{1, 2}
司会者：加地はるみ^{2, 1}
話題提供者：Guenzel Jeff³、佐藤エマ⁴、Bowen Miho²
指定討論者：加藤浩平^{5, 6}
1.ニューロダイバーシティ・スクール・イン東京（NSIT）、2.NPO法人ニューロダイバーシティ、3.ICDL、4.Rebecca School NYC（レベッカ・スクール）、5.金子総合研究所、6.東京学芸大学

概要

DIRフロアタイム®とは、米国発の遊びなどを通じて子どもの発達を促す支援法であり、発達、個別性、関係性を基盤に、子育て全般に活用できるアプローチである。ニューロダイバーシティとは、思考や感じ方、行動などに正しい方法は多様にあり、脳神経系の多様性を指す考え方である。多くの場合、ASDや、ADHD、学習障害などの他の神経疾患や発達障害の文脈で使われる。ニューロダイバーシティという概念を、教育・福祉の視点を踏まえて、国内外でDIRフロアタイム®を実践している方々から、多様な子どもたちに開かれた学校づくりと、インクルーシブな学びの環境のもつ可能性を報告する。※本発表は所属機関の研究倫理委員会の承認を得ている。

自主シンポジウムJ7-10：インクルーシブ教育　

J7-10

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 13:50～15:20
（第10会場：センター棟 4階　402）

不登校特例校から学びの多様化学校へそして「もっともっと楽しい学校」への星槎名古屋中学校の１３年の取り組みから見えてくる課題と期待
「強み」が原動力となる学びの創造：中高専連携ヤングチャレンジプロジェクトの挑戦

企画者, 司会者：岩田さおり¹
話題提供者：橋本知代²、竹内友彦¹、中嶋果歩¹、森田大河²
指定討論者：鈴木美樹江³
1.星槎名古屋中学校、2.星槎国際高等学校名古屋学習センター、3.愛知教育大学

概要

２０１２年４月名古屋市の不登校対応を目的とした私立中学校誘致事業により開校した星槎名古屋中学校の実践を振り返り、今後の展望を検討する。本報告では、１３年間継続されてきた合理的配慮のベース作りを基盤として、共生社会の実現を目指すインクルーシブ教育システムの構築と、「誰一人取り残されない学びの保障」の支援事例と課題を提示し、本シンポジウムでは「不登校特例校」の従来のイメージから脱却し、「学びの多様化学校」へ、そして「もっともっと楽しい学校」への進化に向けて「強み」を活かした多様で柔軟な選択肢のあり方に加えて、小中高専連携の実践から生涯支援(途切れのない支援)体制の可能性についても模索したい。

自主シンポジウムJ8-10：インクルーシブ教育　

J8-10

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 15:50～17:20
（第10会場：センター棟 4階　402）

個々の才能を尊重する多様な学習プログラムの必要性
生徒の個性に合わせた体験を通した学びの実践例

企画者, 司会者：山下峻³
話題提供者：小野暖未¹、松山さとみ¹、大平奈美佳¹、比嘉栄樹¹、下條隆志¹、伊藤叶太¹
指定討論者：川上康則²
1.学校法人国際学園　星槎国際高等学校、2.杉並区立済美養護学校、3.NPO法人　星槎教育研究所

概要

本校は1999年に広域性通信制高校として開校。全国に校舎があり、それぞれ地域文化に根差し特色を活かしたカリキュラムを実施している。不登校・高校中退経験者や発達特性をもつ生徒も多く、通信制のメリットを活かし、個々の才能を尊重する多様な学習プログラムで学んでいる。学校の内外を共生社会ととらえ、その中で教科学習・SST/LST・PBL（Project-Based Learning）・国際交流・興味関心やMI(多重知能)を引き出す選択ゼミ学習・体験型と就活型インターンシップなどの学習を行い、いずれもキャリア形成の一環となっている。実践例を通して生徒の成長変化やキャリア形成に活かされているのかを発表し、体験を通しての学びや個々に必要な環境作りの必要性を考えていく。

自主シンポジウムJ5-11：その他（合理的配慮）

J5-11

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 9:50～11:20
（第11会場：センター棟 4階　416）

一人ひとりに適した学びを実現するための合理的配慮
～それぞれの学びに合わせた教材の活用を通じて～

企画者, 話題提供者：東恩納拓也¹
司会者：高橋淳一²
話題提供者：戸塚香代子³、池田千紗⁴
指定討論者：増本利信⁵
1.東京家政大学、2.株式会社オフィスサニー、3.川崎市中央療育センター、4.北海道教育大学札幌校、5.九州ルーテル学院大学

概要

一人ひとりの子どもに適した学びを実現するために合理的配慮が重要である。学習内容の変更や道具の活用の具体的な方法として、一人ひとりの子どもに適した教材の活用や開発が求められている。実際に、療育現場では子どもが主体的に学ぶための教材の活用が実践されており、教育現場においても課題や環境からのアプローチが行われている。
　そこで、本シンポジウムでは、一人ひとりの学びに合わせ教材を活用することの重要性や、活用する上での評価のポイントを踏まえた上で、療育現場や教育現場における実践例について話題提供を行う。理論と実践に基づく話題提供を通して、学習における教材の有効性や在り方、今後の展望について議論する。

自主シンポジウムJ6-11：校内連携・地域連携の構築

J6-11

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 11:50～13:20
（第11会場：センター棟 4階　416）

自分に合った学び方ができる通級指導教室の取り組み
中学校での配慮を高校へとつなぐために

企画者：前田智行¹
企画者, 話題提供者：大嶋容子²
指定討論者：井上秀和⁵
話題提供者：平野恵理³、馬塲久恵⁴
1.星槎大学大学院、2.東三鷹学園三鷹市立第六中学校、3.町田市立南成瀬中学校、4.東京都立富士森高等学校、5.国立特別支援教育総合研究所

概要

通級による指導は、多様な教育的ニーズを有する児童生徒が自己理解を深め、自らに適した学び方を獲得するための重要な機会である。一方で、通級で蓄積された支援情報や実践が、在籍学級や進学先で十分に活用されず、支援が途切れる事例も少なくない。特に中学校から高等学校への移行期においては、情報の引き継ぎや支援体制の整備に課題が残る。本シンポジウムでは、通級担当教員が在籍学級および校種間をつなぐ“実践のハブ”として果たし得る役割に着目し、環境調整、多教科連携、高校入試における合理的配慮の実践事例をもとに、支援の継続と自己理解を支える方策について検討する。

自主シンポジウムJ7-11：校内連携・地域連携の構築

J7-11

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 13:50～15:20
（第11会場：センター棟 4階　416）

私学における特別支援教育⑧
―私学の実践事例から展望するインクルーシブ教育の視点を活かした不登校生徒支援―

企画者, 話題提供者：一ノ瀬秀司¹
指定討論者：高橋あつ子²
話題提供者：佐藤尚代³
司会者：藤井伸樹⁴
1.学校法人大妻学院、2.早稲田大学大学院、3.神田女学園中学校高等学校、4.玉川聖学院中学部・高等部

概要

私学の特別支援教育は、未だ意識も体制整備も十分とはいえない状況にある。私学でもできる取り組み、私学だからできる取り組みを検討することで、体制の充実、拡大に寄与できると考えて自主シンポジウムを継続している。前回は管理職のリーダーシップによって特別支援教育の視点が全教職員に浸透し、支援力を高め授業改善につながり、多様な生徒への対応が進展してゆくプロセスに注目した。　本シンポジウムでは、増加が続いている不登校生徒の支援に注目する。不登校生徒の支援をきっかけとして三室（保健室・図書室・相談室　以下三室と表記）の連携体制が進展した事例、特別支援教育の校内委員会の活動のノウハウが不登校生徒の支援に進展した事例を通じて、インクルーシブ教育の視点が不登校生徒支援の進展に繋がるプロセスを明らかにしたい。

自主シンポジウムJ8-11：研修・専門性の維持向上

J8-11

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 15:50～17:20
（第11会場：センター棟 4階　416）

新任通級担当者を対象としたOJTプログラムの開発
～発達障害通級指導教室に焦点を当てて～

企画者：吉橋哲¹
話題提供者：金子美也子²、籠宅さや子³
指定討論者：梅田真理⁴
1.新潟県長岡市教育委員会、2.長岡市立与板小学校、3.長岡市立千手小学校、4.宮城学院女子大学

概要

教職員の基礎定数化を背景に、通級指導教室の整備が進んできた。中でも、発達障害に対応する教室（発達通級）が増加している。多様な教育的ニーズに対応するとともに、今後の特別支援教育を担う担当者の育成が急務である。令和6年度、長岡市では発達通級新任担当者を対象としたOJT（On the Job Training）を、年間を通して試行的に実施した。本シンポジウムでは、この取組の成果と課題、今後の展望について、受講者のアンケートや聞き取り等の結果から検証する。また、シンポジウム参加者との意見交換を通して、今後のより良い研修の在り方を検討する。

自主シンポジウムJ5-12：義務教育修了後（高校・大学等）の支援

J5-12

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 9:50～11:20
（第12会場：センター棟 5階　501）

生徒とともに取り組む高校通級
～主体は「なりたい自分」を目指す生徒～

企画者, 司会者：鳥居深雪¹
話題提供者：石井裕樹²、山本誠³、西野恵子⁴
指定討論者：梅田真理⁵
1.神戸大学、2.兵庫県立阪神昆陽特別支援学校、3.兵庫県立阪神昆陽高等学校、4.兵庫県立西宮香風高等学校、5.宮城学院女子大学

概要

高等学校の通級制度（以下，高校通級）は，義務教育段階とは異なる面がある。第一に，高校卒業後は生徒自身が自分の意思表示をすることが重要になってくること。第二に，思春期・青年期は生徒自身の意思を尊重しなければいけないことがある。兵庫県では，「なりたい自分」を目指すための高校通級に取り組んできた。企画者である鳥居が考える「自立」は，必要な場面で助けを求めることができるセルフアドボカシーの獲得である。本シンポジウムでは，「自分らしく生きる」生徒の支援，小集団指導での生徒同士の学びあい，セルフアドボカシーを育むための取り組み，という視点から高校通級の実践を報告していただき，自立を目指す生徒を主体とした高校通級の在り方を検討したい。

自主シンポジウムJ6-12：読む・書く

J6-12

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 11:50～13:20
（第12会場：センター棟 5階　501）

読み困難児者の配慮受験を実現する自作DAISY化と実践的取り組み（第2報）

企画者：鈴木昌和¹、原田浩司²
司会者：福田宜男³
話題提供者：菅谷厳寛⁴、塩原亜紀⁵、松下朋広¹⁰、蟹江しのぶ⁶、小田部夏子⁷、星恭古⁸
指定討論者：藤芳明生⁹
1.NPO サイエンス・アクセシビリティ・ネット、2.筑波技術大学、3.宇都宮LDセンター、4.大田原市立薄葉小学校、5.大田原市立若草中学校、6.那須町立那須中央中学校、7.さいとうクリニック、8.大田原市立親園中学校、9.茨城大学、10.真岡市立中村中学校

概要

前年度に引き続き読み困難がある児童生徒の入学試験における合理的配慮の実現を目指した取り組み第2報である。入学試験では出身校での配慮実績に基づいて配慮が決定されるのが通例であるため、校内試験での取り組みが重要になる。しかし、前年度の報告でなされたように、中学校では語彙や文章理解力の問題が原因となって、試験の時だけ読み上げなどの対応をしても必ずしも良い効果は得られないことが明らかになった。そこで今年度は、試験だけにこだわらず、日々の学校生活においてDAISY教材などによる読み体験を重ね、その効果及び課題について検討する。

自主シンポジウムJ7-12：校内連携・地域連携の構築

J7-12

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 13:50～15:20
（第12会場：センター棟 5階　501）

発達障害のある子どもたちのリラクセーションを促す教材や活動の検討

企画者, 司会者：高橋眞琴¹
話題提供者：尾関美和^{2, 5}、山﨑真義³、中西裕子^{4, 5}
指定討論者：牛込彰彦⁶
1.鳴門教育大学、2.尚絅大学、3.滋賀県立八日市養護学校、4.和歌山県立和歌山ろう学校、5.兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科、6.帝京平成大学

概要

インクルーシブ教育の進展の中，学習支援とともに，発達障害のある子どもたちがほっとするような活動や教材について，学校園や事業所等で検討が必要であろう。本シンポジウムは，日本LD学会第30回大会（神奈川），日本LD学会第３２回大会（広島）において，「発達障害のある子どもたちのリラクセーションを促す活動の取り組みと今後の展望」の自主シンポジウムを行った続編として，シンポジウム参加者の皆様と一緒に，実技も交えながら検討したいと考え，企画，話題提供を行うものである。

自主シンポジウムJ8-12：計算・算数

J8-12

論文ページ

会場のみ 2025年10月19日（日） 15:50～17:20
（第12会場：センター棟 5階　501）

算数障害の子供への理解と指導力向上のための教員研修の効果

企画者, 話題提供者：山本ゆう¹
指定討論者：熊谷恵子²
司会者：宮崎光明³
話題提供者：佐々木万里奈⁴、山口佳子⁵
1.松本大学、2.筑波大学心理・発達教育相談室、3.富山大学、4.学校法人茂来学園大日向中学校、5.松本市立島内小学校

概要

文部科学省（2022）は、通常学級に「計算する」又は「推論する」ことに著しい困難を示す児童生徒が3.4%存在し、支援を充実することの重要性を指摘する。全般的な知的発達に遅れはないものの、算数教科学習の内容の習得に著しい困難を示す児童を算数障害児という。つまり、通常学級に支援を要する算数障害児は一定数存在し、教員らには算数障害児についての理解および指導方法について知識を有することが期待される。しかし、その実態は十分とはいい難い現状である。そこで、企画者らは「算数障害の理解と指導法」という教員研修を行った。その研修後、評価方法および指導内容の改善に取り組んで来た実践について話題提供を行う。研修の工夫点と成果と課題を分析し、算数障害の子どもの評価および指導方法に関して理論面及び実践面から協議を行う。

プログラム

自主シンポジウム（J）

自主シンポジウムJ4-03：インクルーシブ教育（実行委員会選抜）

J4-03 論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月18日（土） 16:45～18:15 （第3会場：センター棟 4階 417）

自主シンポジウムJ1-04：読む・書く（実行委員会選抜）

J1-04 論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月18日（土） 11:00～12:30 （第4会場：センター棟 1階 101）

自主シンポジウムJ2-04：ユニバーサルデザイン（実行委員会選抜）

J2-04 論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月18日（土） 12:55～14:25 （第4会場：センター棟 1階 101）

自主シンポジウムJ3-04：研修・専門性の維持向上（実行委員会選抜）

J3-04 論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月18日（土） 14:50～16:20 （第4会場：センター棟 1階 101）

自主シンポジウムJ4-04：就労・就職・自立（実行委員会選抜）

J4-04 論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月18日（土） 16:45～18:15 （第4会場：センター棟 1階 101）

自主シンポジウムJ1-05：義務教育期（小・中学）の支援

J1-05 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30 （第5会場：センター棟 1階 102）

自主シンポジウムJ2-05：校内連携・地域連携の構築

J2-05 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25 （第5会場：センター棟 1階 102）

自主シンポジウムJ3-05：義務教育修了後（高校・大学等）の支援

J3-05 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20 （第5会場：センター棟 1階 102）

自主シンポジウムJ4-05：読む・書く

J4-05 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15 （第5会場：センター棟 1階 102）

自主シンポジウムJ1-06：計算・算数

J1-06 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30 （第6会場：センター棟 3階 309）

自主シンポジウムJ2-06：LD以外の発達障害（ASD・ADHD・DCDなど）

J2-06 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25 （第6会場：センター棟 3階 309）

自主シンポジウムJ3-06：義務教育期（小・中学）の支援

J3-06 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20 （第6会場：センター棟 3階 309）

自主シンポジウムJ4-06：就労・就職・自立

J4-06 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15 （第6会場：センター棟 3階 309）

自主シンポジウムJ1-07：読む・書く

J1-07 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30 （第7会場：センター棟 3階 310）

自主シンポジウムJ2-07：ICT活用

J2-07 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25 （第7会場：センター棟 3階 310）

自主シンポジウムJ3-07：ユニバーサルデザイン

J3-07 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20 （第7会場：センター棟 3階 310）

自主シンポジウムJ4-07：校内連携・地域連携の構築

J4-07 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15 （第7会場：センター棟 3階 310）

自主シンポジウムJ1-08：ICT活用

J1-08 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30 （第8会場：センター棟 3階 311）

自主シンポジウムJ2-08：義務教育修了後（高校・大学等）の支援

J2-08 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25 （第8会場：センター棟 3階 311）

自主シンポジウムJ3-08：医療

J3-08 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20 （第8会場：センター棟 3階 311）

自主シンポジウムJ4-08：ユニバーサルデザイン

J4-08 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15 （第8会場：センター棟 3階 311）

自主シンポジウムJ1-09：インクルーシブ教育

J1-09 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30 （第9会場：センター棟 4階 401）

自主シンポジウムJ2-09：2E・ギフテッド

J2-09 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25 （第9会場：センター棟 4階 401）

自主シンポジウムJ3-09：その他（学校卒業後の生涯学習）

J3-09 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20 （第9会場：センター棟 4階 401）

自主シンポジウムJ4-09：義務教育期（小・中学）の支援

J4-09 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15 （第9会場：センター棟 4階 401）

自主シンポジウムJ1-10：読む・書く

J1-10 論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30 （第10会場：センター棟 4階 402）

J4-03

論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第3会場：センター棟 4階　417）

J1-04

論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第4会場：センター棟 1階　101）

J2-04

論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第4会場：センター棟 1階　101）

J3-04

論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第4会場：センター棟 1階　101）

J4-04

論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第4会場：センター棟 1階　101）

J1-05

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第5会場：センター棟 1階　102）

J2-05

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第5会場：センター棟 1階　102）

J3-05

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第5会場：センター棟 1階　102）

J4-05

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第5会場：センター棟 1階　102）

J1-06

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第6会場：センター棟 3階　309）

J2-06

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第6会場：センター棟 3階　309）

J3-06

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第6会場：センター棟 3階　309）

J4-06

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第6会場：センター棟 3階　309）

J1-07

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第7会場：センター棟 3階　310）

J2-07

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第7会場：センター棟 3階　310）

J3-07

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第7会場：センター棟 3階　310）

J4-07

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第7会場：センター棟 3階　310）

J1-08

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第8会場：センター棟 3階　311）

J2-08

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第8会場：センター棟 3階　311）

J3-08

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第8会場：センター棟 3階　311）

J4-08

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第8会場：センター棟 3階　311）

自主シンポジウムJ1-09：インクルーシブ教育　

J1-09

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第9会場：センター棟 4階　401）

J2-09

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第9会場：センター棟 4階　401）

J3-09

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第9会場：センター棟 4階　401）

J4-09

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第9会場：センター棟 4階　401）

J1-10

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第10会場：センター棟 4階　402）

J2-10

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第10会場：センター棟 4階　402）

自主シンポジウムJ3-10：インクルーシブ教育　

J3-10

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第10会場：センター棟 4階　402）

J1-11

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第11会場：センター棟 4階　416）

J2-11

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第11会場：センター棟 4階　416）

J3-11

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第11会場：センター棟 4階　416）

J4-11

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第11会場：センター棟 4階　416）

J1-12

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 11:00～12:30
（第12会場：センター棟 5階　501）

J2-12

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 12:55～14:25
（第12会場：センター棟 5階　501）

J3-12

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 14:50～16:20
（第12会場：センター棟 5階　501）

J4-12

論文ページ

会場のみ 2025年10月18日（土） 16:45～18:15
（第12会場：センター棟 5階　501）

J5-04

論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月19日（日） 9:50～11:20
（第4会場：センター棟 1階　101）

J6-04

論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月19日（日） 11:50～13:20
（第4会場：センター棟 1階　101）

J7-04

論文ページ

会場+オンデマンド配信 2025年10月19日（日） 13:50～15:20
（第4会場：センター棟 1階　101）