ミューオン加速（KEK）

世界で我々だけが実現しているミューオン加速技術で究極の素粒子像の解明と社会問題の解決を目指します。本技術は産学で大きな注目を浴びており(令和5年度文部科学大臣表彰若手科学者賞, 第6回茨城テックプラングランプリ企業賞など)、JST創発事業で修士学生から年額最大240万円支援が可能です。以下に研究開発の詳細を記述します。
ミューオンの冷却と加速によって実現する高い指向性を持つミューオンビームによって、素粒子物理学において大きな課題となっている異常磁気能率の精密測定を実現し、暗黒物質の兆候をつかみ宇宙の謎に迫ります。当研究室では、測定実現に向けた前例のないミューオン専用加速器を実現します。
また、ミューオンビームによる革新的な透過イメージング装置の実現にむけたミューオン加速器の小型化にむけた研究開発を行っています。ミューオンの特性の一つである強い透過力を活かし、宇宙線ミューオンを用いてピラミッドや火山などの透過イメージングが近年盛んに行われています。単色で大強度のミューオンビームはイメージングに適しており、宇宙線ミューオンを量・質ともに凌駕する透過イメージング技術が実現します。

株式会社パルスパワー技術研究所

弊社は日本初・唯一のパルスパワー専門メーカーであり、国内外の研究者・ユーザーとの豊富な人脈を有し、益々の成長が期待されています。

弊社の超高電力パルス電源は、世界トップクラスの革新的半導体スイッチ技術を採用しており、医療、環境、省エネ、食品、バイオ、新材料など多くの産業分野で期待されており、パルスパワーを扱っている競合他社は国内にはなく、世界にも弊社含め３社ほどしか存在しておりません。

創業15年目でまだ小さな会社ですが、取引先は国立大学、国立研究所、大手重電、重工、精密機器、医療機器メーカーなど幅広く展開しており、海外からの引き合いも年々増えてきています。

国家プロジェクト、国際協力の大型プロジェクトにも参画しており、将来に夢と希望を持った意欲的な人材をお待ちしています。

ツジ電子株式会社

ツジ電子は様々な分野の研究機関に常に密着し、エレクトロニクス＆通信・制御技術でサポートする技術者集団として、1977年の創業以来、ケーブル1本の製作から特注エレクトロニクス装置・システムの開発・設計・製造・設置までお手伝いさせていただいております。
また、ツジ電子製品の無期限メンテナンスを掲げております。創業以来4000以上特注品製作実績がありますが、それら全ての図面を保管しておりますので、古い製品でもメンテナンス不可となることがないような体制をとっております。

〈主な納入先〉
高エネルギー加速器研究機構、Spring-8、日本原子力研究開発機構、量子科学技術研究開発機構、九州シンクロトロン光研究センター、あいちシンクロトロン光センター、産業技術総合研究所、物質・材料研究機構、金沢大学、京都大学、東京大学、名古屋大学、広島大学、兵庫県立大学、など

金属技研株式会社

当社技術開発本部では、当社の保有する様々な金属加工技術を活用して、主に加速器、中性子、核融合に関連する機器の設計製作で多くの実績を有し、近年ではSバンドおよびXバンド線型加速器など、加速器システムも手掛けるようになってきています。
常にチャレンジ精神を持った加速器エンジニアを募集しております。

J-PARCリニアック/３GeVシンクロトロンの将来計画（JAEA）

J-PARC加速器のうちリニアックおよび３GeVシンクロトロンは、初期設計性能である1 MWのビーム出力試験に成功し、当初目的を達成しつつある。今後は、1 MWを越えたさらなる大強度ビーム出力を目指し加速器の研究開発を進め、そのビームを使った核変換施設の検討、中性子実験の高精度化等を行っていく。今回は、それら将来計画について紹介する。

東洋ステンレス化工株式会社

弊社は1970年に創業し、主にステンレス加工事業を営んでおります。
2010年より真空分野への参入を開始し2022年新たに真空装置製造をメインとした「新事業開発本部」を設立いたしました。
参入以降、着実に大学や研究機関への販売実績を増やして参りました。
今後、更なる真空部門の拡充を目指し、展示に参加させていただいております。

伯東株式会社

伯東株式会社はエクトロニクス商社とケミカルメーカーの２つの機能を持っています。異なる２つのシナジーで、日々ユーザーと世界の橋渡しを行っています。電子機器の部門では加速器も取り扱っており、皆さんの研究を活かして頂けるフィールドもございます！ぜひたくさんのお話が出来ればと思っています！

Swagelok Japan

【会社紹介】
スウェージロック社は、流体システム製品、アセンブリー、トレーニング、サービスの開発を行っている年間売上高約20億米ドルのプライベート・カンパニーです。世界中のお客さまに数百万もの製品をお届けしているほか、サービスの拡充を続けているスウェージロック。その名は、長年にわたって高い品質と信頼性の代名詞になっていると自負しております。

【エンジニアリング事業部】
流体システムのコンポーネント・サプライヤーからソリューション・プロバイダーへのさらなる成長を目指して、エンジニアリング・サービス機能・能力の強化を加速していきます。フィールド・エンジニア、技術営業、システム・アセンブリーの能力やキャパシティの拡張といった分野への投資により、お客さまのシステムの最適化を実現する体制を整えていきます。

【フィールド・エンジニア(FE)】
顧客のアプリケーションを熟知し、技術的な提案を行うことをミッションとし、お客様からエンジニアリング・パートナーとして認識されるようになることを目標としています。

【ご参加の皆様へ】
上記文章だけでは分からないことがあるかと思います。どんな些細な事でも結構ですので、お気軽にお立ち寄りいただき、ご質問ください。心よりお待ちしております。

原子力機構-東海タンデム加速器（JAEA）

〇タンデム加速器について
タンデム加速器とは、高電圧を発生させてイオンを２段階で加速する装置の総称です。１度目は高電圧端子に向けて負イオンを加速し、高電圧端子内で炭素薄膜を通過させ多価の正イオンに荷電変換し、再び地上電位に向けて２度目の加速を行うことで高エネルギービームを得ることができます。

〇当施設の特徴について

• 世界最大級の静電型加速器
  最高約18MVの高電圧を発生でき、ビームエネルギーの変更が容易で任意のエネルギーのビームを高い精度で得ることができます。
• 加速イオン種が豊富
  高電圧端子内にECRイオン源を搭載しており、正・負の２種類のイオン源により、周期律表のほぼ全ての元素が加速でき、希ガスや分子イオンも利用可能です。
• 多様な標的
  非密封の放射性同位元素や核燃料を標的として利用できる世界でも希少な施設です。
• 主な利用分野
  重イオンを使用した原子核物理、核化学、物性物理、材料科学等の基礎・応用研究。

〇さいごに
本ブースでは当施設における加速器の技術開発や将来計画、施設の運営、日常生活など、ざっくばらんにお話できればと考えております。どうぞお気軽にお立ち寄りください。"

高エネルギー加速器研究機構(KEK)

高エネルギー加速器研究機構(KEK)は、多くの大型加速器を有する世界有数の加速器研究機関です。最先端のビームを用いた様々な研究を推進するため、大強度陽子加速器(J-PARC)、電子陽電子衝突型加速器(SuperKEKB)、放射光源加速器(PF, PF-AR)等の運用及び国際リニアコライダーや超伝導加速器を用いた応用などの研究・開発を行っています。また、総合研究大学院大学の加速器科学コース等を通じて学生の教育活動も行っています。
最先端の加速器群の性能向上を継続し、さらに将来の新たな加速器を開発していくには、熱意をもって加速器研究に取り組む若い人材が不可欠であり、是非多くの学生の皆様に興味を持っていただきたいと思っております。本懇談会では、皆様からの様々なご質問にできるだけお答えしたいと思いますので、是非お気軽にご参加ください。

レーザー駆動による量子ビーム加速器の開発と実証（NINS）

【はじめに】
私たちはＪＳＴ未来社会創造事業「レーザー駆動による量子ビーム加速器の開発と実証」プロジェクトです。国内９つの研究機関と１７社の企業から構成される産学連携プロジェクトで、レーザープラズマ加速を使って加速器の飛躍的な小型化目指します。

【レーザープラズマ加速とは】
近年、桁違いに高い加速勾配をもつレーザープラズマ加速が注目され、世界各国で技術開発が進められています。この技術で加速器の小型化が実現できれば、加速器の更なる普及はもとより、巨大化する高エネルギー加速器に新たなブレークスルーをもたらすことが期待できます。

【研究の３本柱】

1. レーザーによる電子加速技術の開発
2. レーザーによるイオン加速技術の開発
3. 高強度レーザー技術の開発

【研究成果の社会実装を目指して】
加速器の小型により、がん治療や創薬をはじめ、工学、医学、薬学など幅広い分野の発展に寄与し、社会に直接的に貢献する「社会実装」を目指します。

加速器 技術職員（KEK）

KEK 加速器　技術職員

最先端の加速器科学を展開するKEK。その最強の加速器群、そして科学の未来を切り開く実験装置群。これらの技術基盤を担うのが、KEK研究系技術職員です。私たちは、多くの科学者が最高の物理実験ができるように、加速器をはじめとする実験装置の性能向上を追究し、その開発から運転までを受け持っています。

加速器は、複合技術のかたまりです。理工系の専攻でしたら専門分野は問いません。モノ作りが好き、メカが好き、科学が好き、実験装置に興味がある方に、来ていただきたいと思っています。これから加速器を始めたいと思っている方も歓迎します。

KEKの加速器技術職員の職場では、世界最先端の加速器の運用と開発の現場で、自分の技術を、広く、そして長く、磨いていくことができます。また、KEKには加速器だけでなく、装置に関する多くの専門家がいます。勉強には事欠きません。エンジニアとしての夢を、KEK加速器で実現して欲しいと願っています。"

ILC Japan

ILC-Japanは、国際リニアコライダー(ILC)を実現するため、高エネルギー物理学研究者会議のもとに設立された日本の高エネルギー物理学研究者コミュニティを代表するILC推進活動組織です。ILC-Japan 共同研究タスクフォースでは、国内の様々な研究教育機関とILCのための共同研究を推進しています。ILCとILC-Japanの活動の紹介を通じ、将来のキャリアパスを考えるきっかけとなれば幸いです。

（株）日立製作所

日立は1960年代から国内外の研究機関の加速器計画に参加し、高い磁場精度の大型電磁石や超伝導電磁石、精密な高周波加速管、将来の超伝導加速器用の機器など、様々な機器を製作してきました。これらを通じて基礎科学の発展に貢献するとともに、医療・産業分野への応用にも取り組んでいます。

三菱電機（株）／三菱電機システムサービス（株）／三菱電機ディフェンス＆スペーステクノロジーズ （株）

三菱電機ディフェンス＆スペーステクノロジーズ株式会社です。社名からは防衛、宇宙事業に特化した会社との印象を持たれるかもしれませんが、弊社は国内研究機関と協力し大型加速器施設にLLERFシステムを導入しております。また加速器制御モジュールの製造、販売もしております。加速器分野に興味がある学生の皆さん、施設内のシステムを製造するメーカーで働くことで加速器分野に携わることができる、という考え方は如何でしょうか。興味がある方、是非お問い合わせ下さい。