日本行動計量学会第48回大会は、2020年9月1日から4日まで早稲田大学戸山キャンパスで開催させて頂くことになりました。早稲田大学戸山キャンパスは、地下鉄東西線早稲田駅から徒歩3分の便利な位置にあります。早稲田大学戸山キャンパスには、文学部、文化構想学部がありますが、両学部の源流には、坪内逍遥博士らによる東京専門学校文学科創設(1890年)にまで遡ることができます。文学科創設以来、「学問の自由」「清新な気風」「個性豊かな在野の学風」という建学の精神のもと、教育・研究のさらなる充実を推進しようとしています。文学科創設当時は、坪内逍遥博士も心理学を講じたと伝えられています。また、本校の創立者の大隈重信は、杉亨二らが何回も明治政府に要望していた統計機構の拡大強化の建議を基に、統計院の創設を決意し、1881年(明治14年)4月に統計院の設立について建議し、統計院が同年5月に設置されると、自ら院長に就任しました。このように、本校は、心理学、統計の実務に関する長い歴史を持っており、さらには、行動計量学関係の多くの研究者を輩出しており、行動計量学とも関連の深い歴史を持つとも言えるかもしれません。
早稲田大学で行動計量学会大会を開催するのは実ははじめてになります。大会実行委員会は、早稲田大学の教員、早稲田大学院文学研究科心理学コースの大学院や大学院OBを中心に構成されております。本大会の会期の9月初旬は、例年、他の学会大会も重なる時期で、会員の皆様にとってもご多忙な時期かと存じますが、どうか是非ご参加いただけますよう何卒よろしくお願いいたします。
2020年2月
日本行動計量学会第48回大会実行委員会
委員長 竹村和久