子ども支援を行うフィリピンNGOからの学び: 当事者の経験と日本の子ども食堂への示唆
2023-062
主催・共催
日本臨床発達心理士会 滋賀支部
追手門学院大学
日程とプログラム
2024年3月17日 13:30~15:15
- 13:30~15:00
- 「講義(子ども支援を行うフィリピンNGOからの学び:当事者の経験と日本の子ども食堂への示唆)」 講師:平井 華代
- 15:00~15:15
- 合い言葉入力、諸連絡
講師
平井 華代(追手門学院大学 国際学部 准教授)
早稲田大学で学士(社会科学)、イギリス・サセックス大学で修士(Rural Development)、岩手大学で博士(学術)の学位を取得され、フィリピンを中心にFAOやUNICEFなどの国際機関で開発援助の実務に携わった後、日本とフィリピンの子どもの貧困や支援について、社会的排除と包摂の観点から実証的研究を行ってこられました。開発学と社会学の観点から、子どもの貧困と対策について、先人の研究に学びつつ、当事者の声を聴き、そこから見える視点を大切に、国内外におけるフィールドワークによって得られた知見や研究成果を社会に還元すること、国際機関での実務経験を、中高生を含む学生にわかりやすく伝えることで、世界と自分との関わりの発見や、国際機関での仕事など将来の選択肢の幅を広げることに注力しておられます。
開催方法
Zoomによるライブ配信
ポイント数
0.5ポイント(承認番号:21-2401-04)
研修要旨
貧困や格差の課題が開発途上国だけでなく先進諸国にとっても深刻な課題となる中、先進国の支援団体が、開発途上国における支援団体の活動実践を参考にし、国内課題の対策に応用する試みが報告されています。これら開発途上国の団体には実績を積んできたゆえの有益な教訓があり、そこから私たちの国内課題への対応策を検討することは合理的な試みです。本研修では、開発学からの視点から、講師がフィールドワークを行ったフィリピンのNGOと日本の子ども食堂を取り上げます。フィリピンの事例では、セブ州のスラムに暮らす子どもの支援活動で実績を積むNGOを事例に、支援を受けて自立に向かう若者へのインタビューを元に彼ら・彼女らの変化をとらえ、そこから得られる有効な支援の要因が考察されます。そして、「見えにくい」子どもの貧困を前に、食を通じて親子の地域における社会的包摂を模索する日本の子ども食堂の実践への示唆から、今後の支援への指針を共有します。
参加費
- 全正会員:無料
- 非会員(参加条件なし):無料
- なお,臨床発達心理士資格更新のためのポイント申請ができるのは正会員のみです.
参加条件
- 参加費項目をご確認ください
申込定員
200人
会員種別による先行受付
当該支部による先行受付なし
申込期間
- 申込受付期間:2024年1月24日(水)~3月5日(火)
- 申込方法:Googleフォームから参加申込(https://forms.gle/9zyZ9CLbzQoVBCRf6)
申込受付
事前参加申込
申込方法
支部・委員会にて受付(Googleフォーム、メール等)
諸注意
<本研修会参加に係る注意事項>- 必ず、以下の倫理的項目を遵守してください。
- ◆Web研修会を受講できるのは、受講申込をした本人に限られます。
- ◆講義や資料のリンク先のURLを他人に教えたり、SNSやブログなどで公開してはいけません。
- ◆講義を撮影、録画、録音、公開をしてはいけません。
お問合せ
jacdp.shiga[at]gmail.com([at]を @ に変えて下さい)