乳児の歩行をめぐる発達カスケード
2023-138
主催・共催
日本臨床発達心理士会 滋賀支部
追手門学院大学大学院心理学研究科/心理学部
日程とプログラム
2025年3月1 日 13:30~15:45
13:00~13:30 Zoom接続開始
13:30~15:30 講義「乳児の歩行をめぐる発達カスケード」 講師:外山 紀子
15:30~15:45 合い言葉入力、諸連絡
講師
外山 紀子(早稲田大学人間科学学術院教授)
1993 年、東京工業大学総合理工学研究科博士課程修了。博士(学術)。2003年、津田塾大学学芸学部助教授、2011 年より現職。専門は発達心理学。食や病気といった生物学的現象について、子どもがどのようにして知識を獲得していくのかを、実験や観察から検討してこられました。子どもが自ら対象に働きかけ、能動的に世界に関する理解を構成していく学びの過程で欠かせない他者とのかかわりを含め、環境世界を視野に入れた発達研究を推進してこられました。主な著訳書は、『発達としての〈共食〉』(単著、新曜社)、『心と身体の相互性に関する理解の発達』(単著、風間書房)、『やさしい発達と学習』(共著、有斐閣)、『子どもの知性と大人の誤解』(単訳、新曜社)、『よくわかる家族心理学』(分担執筆、ミネルヴァ書房)、『発達心理学』(分担執筆、学文社)など。最近著に『歩行が広げる乳児の世界―発達カスケードの探求』(共著、ちとせ プレス)。
開催方法
Zoomによるライブ配信
ポイント数
0.5ポイント(申請中)
研修要旨
二足歩行はヒトの特徴のひとつです。赤ちゃんはハイハイからつかまり立ちを経て,1歳頃に歩き始めますが,この時期は養育者とのコミュニケーションのとり方も,おもちゃの遊び方も,言語も大きく変化する時期です。歩行は運動領域,コミュニケーションや言葉は言語領域というように,それぞれの発達は独立したものと考えられがちですが,これらは連動しています。ちょうどドミノ倒しゲームで,ひとつのブロックを倒すと,それに連なるブロックがパタパタと倒れていくように,ある領域の発達が別の領域へと波及していくのです。カスケードとは,こうした連鎖的な反応様式をさすことばです。本研修会では,赤ちゃんの歩行を取り上げ,歩き始めることがおもちゃの遊び方,そして養育者とのコミュニケーションのとり方へと波及していき,赤ちゃんの世界を大きく広げていくことについて学びます。
参加費
- 正会員 参加費:0円
- 準会員 参加費:0円
- 非会員(参加条件なし):0円
参加条件
- 参加費項目をご確認ください
申込定員
なし
会員種別による先行受付
当該支部による先行受付なし
申込期間
- 申込受付期間:2025年2月1日(土)~2月22日(土)
申込受付
事前参加申込
申込方法
申込方法:Googleフォームから参加申込(https://forms.gle/53tw65ipmJ6qmDrL9)
諸注意
<本研修会参加に係る注意事項>- 必ず、以下の倫理的項目を遵守してください。
- ◆Web研修会を受講できるのは、受講申込をした本人に限られます。
- ◆講義や資料のリンク先のURLを他人に教えたり、SNSやブログなどで公開してはいけません。
- ◆講義を撮影、録画、録音、公開をしてはいけません。
お問合せ
jacdp.shiga[at]gmail.com([at]を @ に変えて下さい)