日本分析化学会 第68年会
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特別シンポジウム

主催 第69年会実行委員会

日本分析化学会及び第69年会実行委員会では年会開催期間に併せて下記のシンポジウムを企画しております。詳細が決まりましたらお知らせいたします。

期日
9月16日(水)~18日(金)

1. 細胞外微粒子の研究を加速する分析化学

オーガナイザー:馬場嘉信(名大院工)、早川和一(金沢大薬)、渡慶次学(北大院工)

 細胞外微粒子は、化学、生物学、医学、工学などの融合領域の研究分野として、世界中で新たな研究が展開されており、PM2.5などの外因性微粒子の生体動態等の解明が進むとともに、細胞外小胞などの内因性微粒子の生理的な意義等の解明につながる研究が進展しています。本シンポジウムでは、細胞外微粒子の分析化学に焦点をあて、最先端研究者の講演と情報交換を通じて、新たな分析化学的手法が細胞外微粒子の研究の進展にどう貢献するかについて明らかにしていきます。


2. 授業「分析化学」の実践内容を紹介します

オーガナイザー:石田康行(中部大)、手嶋紀雄(愛工大)、リムリーワ(岐阜大)

 分析化学の授業づくりにおいて、ほかの先生方はどのような工夫を講じているのか?あるいは、どういったツールを導入し、活用しているのか?他人の授業を見る機会は限られていますので、そうした情報はなかなか共有されないものです。本シンポジウムでは、各講師の先生方が実際に授業で採り入れているアイデアやツールを紹介頂き、その実践内容について話題提供して頂きます。さらに、それらの話題を呼び水として、より良い分析化学の授業づくりに向けて会場内で議論します。


3. 高山フォーラム20周年記念シンポジウム

オーガナイザー:巽広輔(信州大)

 中部支部では2001年より「高山フォーラム」という交流会を行なってきました。本フォーラムは、通常の学会発表とは異なる、ユニークで形式にとらわれない学術交流の場の創作を目指しています。20周年となる今年、本フォーラムのかつてのコアメンバーに集まっていただき、いままでの活動を振り返りつつ、今後どのように展開していくか考えてみたいと思います。支部活動のあり方について考える良い機会と思いますので、中部支部以外の参加者も歓迎します。


4. 「イメージング」を実現する分析技術

オーガナイザー:北川慎也(名工大)

 物質の空間分布を可視化するイメージング手法は、分光分析、電気化学分析、質量分析など様々な分析手法に基づいている。近年、多くの分野でイメージング手法の重要性は増している。本主題では、最新の様々なイメージング手法、および、得られたイメージから適切に有効な情報を得るための最新の方法に関する講演と討論を行う。


5. マイクロプラスチック分析の現状と課題

オーガナイザー:大谷肇(名工大)

 近年、海洋マイクロプラスチックの問題が大きくクローズアップされていますが、分析化学や高分子化学の専門的な視点から多くの課題が残されています。本シンポジウムでは、分析化学・高分子化学の分野で長らく第一線で活動しつつ、最近になってこの問題にかかわるようになってきたベテランの研究者にご登壇いただき、それぞれの立場からマイクロプラスチック分析の現状と課題についてお話しいただきながら、将来の展望について議論したいと思います。


6. 分析化学・またその関連領域をリードする若手研究者シンポジウム

オーガナイザー:唐島田龍之介(東北大院環境)、森岡和大(東京薬大)、植松宏平(福井県大)、北隅優希(京大農)

 分析化学会では若手研究者による活発な研究活動が広く行われています。そのため若手研究者の発表機会の場を増やすこと、また若手研究者間での学術交流の場を設けることは大変意義あることと思われます。そこで本シンポジウムでは、分析化学・またその関連領域において、アクティブにご活躍されている若手研究者による研究発表・学術交流の場を設けることといたしました。このシンポジウムを通じて、分析化学に関する先端の学術的知見を広めるとともに、若手研究者間の交流および研究のさらなる活性化を目指します。

注)タイトル,講師及び開催日などは調整中です。決定しましたら年会HPに掲載します。