第62回 大気環境学会年会
第62回 大気環境学会年会
第62回 大気環境学会年会

年会長挨拶

ご挨拶

第62回大気環境学会年会長
埼玉県環境科学国際センター
大原利眞

 第62回大気環境学会年会は、2021年9月15~17日に茨城県土浦市で開催する予定で準備を進めてまいりましたが、新型コロナウィルス感染の影響が継続していることから、オンライン形式に変更して開催することになりました。オンラインでの年会開催は大気環境学会にとって初めての試みであり、昨年の第61回年会の誌上開催に続いて現地での開催ができないことになりました。会員の皆様のご理解とご協力・ご支援を切にお願いするものです。

 オンラインでの開催は、これまでの年会が提供してきた、多くの会員が集まって対面で会話・交流することにより、会員相互の情報共有や意見交換をするとともに親睦を深める絶好の機会を失うことを意味します。一方、大気環境保全に係る調査研究の推進をミッションとしている大気環境学会にとっては、オンライン開催を経験することにより、環境負荷低減の観点から持続可能な年会の開催方法について今後検討する契機になろうかと思います。また、オンライン開催によって、年会への参加がしやすくなるという全国各地の会員の皆さんも少なくないかもしれません。本年会では可能な限り、従前の年会に近い形で、かつ、参加者が空間的に離れていても多くの対話や交流ができるようなオンライン開催を目指しています。また、機器展についても、企業と会員の皆さんが多様な形で交流できるような場の創出に努める所存です。さらに、大気環境の視点から新型コロナウィルス問題を市民とともに考える場として、ウィズ・ポストコロナ時代の大気環境をテーマとした公開シンポジウムを企画しています。

 2月下旬に実施した年会参加意向調査では多くの会員からご回答頂きました。また、多くのご意見も頂戴しました。この場を借りて御礼申し上げます。頂いたご回答とご意見を踏まえて開催準備を進める所存です。

 多くの会員の皆さんが年会にご参加下さることを希望・期待して、年会長としてのご挨拶に代えさせていただきます。