都市大気エアロゾル分科会
【テーマ】
成分データによるPM2.5の実態解明と疫学やモデル研究への展開
【趣旨・内容】
PM2.5は多様な成分の混合物であるため、その効果的な対策検討のため成分分析を行うことは重要である。成分分析を継続的に実施することで、発生源の経年的な推移や対策の効果の検証に関する知見を得ることが可能となるが、自治体が行っている四季の成分測定や、環境省が行っている毎時間のPM2.5成分の連続測定により、膨大な成分データが蓄えられ、公開されている。
本企画では、PM2.5の実態解明を目指して行われた全国規模の成分データの解析結果や、成分データが疫学やモデル研究で活用された事例について、4名の先生方にご講演いただく。講演を通して、大気エアロゾルの成分分析の重要性、課題、今後の展望について考える機会としたい。
【プログラム】
- ①全国でのPM2.5連続成分測定の概要と解析事例
岩本 真二、村嶋 暁子、日下部 正和 (日本環境衛生センター西日本支局) - ②全国PM2.5成分測定結果から見た化学組成の季節・地域特性と経年変化
熊谷 貴美代 (群馬県衛生環境研究所) - ③成分データを活用した疫学研究:国内知見と今後の展望
上田 佳代 (京都大学) - ④モデルの検証と発生源感度解析に対する日本のPM2.5成分濃度時間値の連続モニタリングの有用性
茶谷 聡 (国立環境研究所)、板橋 秀一 (電力中央研究所)、山地 一代 (神戸大学) - ⑤総合討論
【問い合わせ先】
名古屋市環境科学調査センター 池盛 文数
〒457-0841 愛知県名古屋市南区豊田五丁目16-8
TEL:052-692-8481
E-mail:fumikazu.ikemori [at] gmail.com ※atを@に修正ください
【日時】
2021年9月21日(火)13:30~16:00(zoom開催)
【参加申込】
下記URLから必要事項を記入して 9月6日(月)までにお申し込みください。1週間前を目途に、申込者宛にzoomの接続情報をお知らせします。
参加費は無料です。
申し込みフォーム: https://forms.gle/TmetfjmJFs9XAnLN7