公益社団法人日本顕微鏡学会 第67回シンポジウム
  • 会期2024年11月2日(土)~3日(日)
  • 会場北海道大学工学部(〒060-0813 北海道札幌市北区北13条西8丁目)
  • 実行委員長柴山 環樹(北海道大学)
  • 主催北海道大学 / 日本顕微鏡学会
 公益社団法人日本顕微鏡学会 第67回シンポジウム
GXに貢献する顕微科学の未来

開催挨拶

第67回シンポジウム開催にあたって

実行委員長 柴山環樹
(北海道大学大学院工学研究院附属エネルギー・マテリアル融合領域研究センター 兼 複合量子ビーム超高圧顕微解析研究室)

 この度、公益社団法人 日本顕微鏡学会では、第67回シンポジウムを2024年11月2日(土)~11月3日(日)の期間、北海道大学工学部フロンティア棟(北海道札幌市北区)において開催いたします。

 メインテーマは、『GXに貢献する顕微科学の未来』です。現在、グローバルに取り組みがなされているグリーントランスフォーメーション(GX)は、過去に経験した無秩序な開発や競争に伴う自然の荒廃や公害といった問題を繰り返すことなく、持続的な社会・経済の発展を全ての人々が享受できることを目指しており、課題解決に向けた取り組みもブロードで学際的な研究フィールドとなっています。そのため、様々な現象の学理を原子レベルのナノからマイクロ、実サイズへとマルチスケールで解析する顕微科学は、学際研究なGXのインターフェースとして今後も重要な枠割を担っていくと確信しております。前回2020年に北海道で開催を計画していた第63回シンポジウムは、生憎コロナ禍のため、初めての取り組みとしてオンラインで開催いたしました。今回、4年振りに北海道での開催となり、皆様方をお迎えできることとなり大変喜ばしく思います。会期の2日間で、基調講演、分科会や研究部会あるいは会員有志らによる企画のシンポジウムセッション、風⼾奨励賞受賞講演、一般募集のポスターセッションを予定しています。詳細については、後ほどアップデートいたします。また、最新の顕微装置や関連技術に関する情報収集の場としての企業展⽰や参加者の情報交換の場として懇親会を予定しております。更に、会期2日目の11月3日(日)午後より、北海道支部講演会を合同開催いたします。北海道支部の会員に限らず皆様にご参加いただけますので、ぜひ最後までご参加いただけますと幸いです。

 会場のフロンティア棟は、北海道大学の鈴木章名誉教授が2010年ノーベル化学賞を受賞された記念に整備され、講演会場に隣接するホワイエには、当時の実験ノートや論文発表時の別刷りを依頼するエアメールなどを展示スペースにご覧いただけます。

 実行委員一丸となって学際研究のきっかけとなるような有意義なシンポジウムとなるよう準備を進めております。是非皆様お誘い合わせの上、ご参加下さい。心よりお待ちしております。