日本放射線看護学会第11回学術集会を、日本の学術研究の拠点のひとつである立川市で開催することになりました。
さまざまな領域において放射線が利用され、技術革新も日進月歩で進められております。医療領域においても、放射線診療はなくてはならない診療手段となっております。放射線利用にあたっては、人々の安心・安全の確保が大前提であり、患者さんや地域のみなさまにとって最も身近な医療職である看護職の果たす役割は極めて重要であると認識し、日本放射線看護学会では、「放射線看護」の進化・発展に取組んでおります。
本学会が創立して10年が経過し、次の10年に向けてのスタートとなる第11回学術集会のテーマを「Client-Oriented Radiological Nursing 〜放射線看護が挑むイノベーション〜」とさせていただきました。チーム医療が不可欠とされる今、放射線利用における、「Client、すなわち患者さんや地域住民のみなさまの想いに寄り添った放射線看護」の道筋を、学術集会を通して、参加者のみなさまとともに考える場となるよう、様々な企画を準備しております。立川市のご協力をいただき「市民公開講座・イベント」も予定しております。
第9回、第10回の学術集会は、COVID-19の影響で、Web上での開催でしたが、第11回は、参加者のみなさまに、東京の西部に位置する立川まで足を運んでいただき、直接、活発な意見交換、交流ができる学術集会にしたいと考えておりました。しかしながら、コロナ禍が、収束する兆しが見えない状況から、本年4月より、開催方法を対面からオンライン開催に変更して準備を進めております。
対面で皆様にお会いすることはかないませんでしたが、多くの皆様のご参加を心からお待ちしております。
2022年4月8日
日本放射線看護学会第11回学術集会
会長 桜井礼子