一般社団法人日本臨床発達心理士会 第19回全国大会
  • 会期
    2023年8月26日(土)~27日(日)
    オンデマンド配信:8月26日(土)~9月17日(日)
    (公開シンポジウムのオンデマンド配信は9月5日(火)より)
    会場
    オンライン開催+公開シンポジウムのみ会場開催(関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス)

ご挨拶

開催のご挨拶

 第19回大会は、兵庫支部が担当し、2023年8月26日(土)~27日(日)オンデマンド配信:8月26日(土)~9月17日(日)に関西学院大学西宮上ヶ原キャンパスを拠点会場として開催されます。これまで全国大会は一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構が主体となって開催されてきましたが、今回は臨床発達心理士会が一般社団法人となってから初めて開催される全国大会となります。また昨年度から全国大会は全国大会運営委員会が実施の実際的な部分を担う形で運営されています。その結果、担当支部の負担も減り、むしろ支部の独自性や持ち味が発揮できるようになりました。昨年の東京大会に引き続き、今回は兵庫支部が特色を活かしたプログラムを提供できるよう、準備を進めているところです。

 さて、コロナ禍が2020年に始まってから既に3年もの月日が経とうとしております。しかしながら、まだ完全な収束は見通しが立っておりません。このような中で我々も第19回大会の開催方法について議論を重ねました。一時は全面Web開催も検討しましたが、やはり対面形式による研修や講演会の良さも捨てきることはできないと考え、今大会では公開シンポジウムのみ対面形式で開催することといたしました。感染防止に留意しつつ、ウィズコロナに向けた取り組みを進めたいと考えております。なお、諸事情により対面形式での参加が難しい会員に対しても、後日、公開シンポジウムの様子をオンデマンドで配信する予定です。

 今回の大会テーマは「多様な社会の中での臨床発達心理士の役割:誰一人取り残さない支援を考える」として、SDGsを念頭においた各種プログラムを用意することとしました。公開シンポジウムでは、貧困、ヤングケアラー、LGBTQ、及び外国にルーツのある子どもの支援について、特に学校という場 面においてどのような支援を臨床発達心理士はできるのかを考えていきます。また大会準備委員会企 画シンポジウムでは、発生から30年近くが経とうとしている阪神大震災の影響を踏まえた被災者支援 に関する問題、医学的・脳科学的見地からみた子どもの睡眠障害やICT依子に関する問題、発達障害に 関する女性特有の問題、発達障害のある子どものきょうだい支援に関する問題といった多岐に亘るテーマを取り上げて、臨床発達心理士としての支援のあり方について検討をしていきます。

 拠点会場となる関西学院大学は2010年に第6回全国大会を開催してから13年ぶりの会場となります。当時は関西支部としての開催でしたが、今回は兵庫支部として再び全国大会を開催することとなりました。関西学院大学西宮上ヶ原キャンパスがある西宮は大阪からも神戸からも電車で短時間で来ることができる、非常に交通の便の良い場所に位置しております。3年ぶりとなる対面でのプログラムに臨床発達心理士の皆様が多数ご参集いただき、大会を盛り上げていただければ幸いです。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

2023年1月
一般社団法人日本臨床発達心理士会第19回大会準備委員会大会長 米山 直樹


 日本臨床発達心理士会は、今年から一般社団法人となりました。臨床発達心理士としての自らの職能を高め、実践活動の交流を行い、本資֪の意義を社会に߁める活動を展開する職能団体として独り立ちしたのです。その中でも全国大会は、1年に1回の重要な活動であり、職能団体としての活動を集約して行う場となります。

 第19回大会はこれまでの大会を継続して実践発表と会員の交流の場として開催され、担当支部の特色を生かして地域に還元するプログラムも企画されています。2020年1月に始まる新型コロナ・ウィルスの影響により、第17回大会(京都大会)、第18回大会(東京大会)はWeb開催となりました。第19回大会は、ウィズコロナの時代として、Webと対面を組み合わせたハイブリッドのプログラムも企画され、新しい時代の全国大会を目指します。また、担当支部と全国大会運営委員会と一緒に準備を行う方式をとるのは今回が2回目であり、全国大会のやり方として定着してきました。担当支部は事務的な準備を全国大会運営委員会に任せ、地域の特性を生かして多彩な企画を実施することができます。全国と支部とで役割を分担することで、担当支部が過剰な負担を担うことなく、充実した全国大会を開催することができるようになりました。

 新型コロナ・ウィルスとの共生が既定路線となり、コロナ禍がもたらした発達支援への様々な課題が山栖しています。全国大会にて会員の皆さんと実践を交流し、これらの問題への知見を集めて解決への糸口を見出していきたいものです。そして、大会参加で会員が明日への力をつけていただきたいものです。職能団体として独り立ちした本会の全国大会へ、会員の皆さまがご参集くださることを願います。

 末筆ではございますが、本大会の大会長の米山直樹先生、大会事務局長の藤崎亜由子先生、日本臨床発達心理士会兵庫支部の役員の皆様に、心より感謝いたします。

2023年1月
一般社団法人日本臨床発達心理士会
幹事長 近藤 清美


 今年も「日本臨床発達心理士会第19回全国大会(兵庫大会)」が開催されます。本大会は、法人化後初の全国大会となり、対面での研修も一部復活いたします。臨床発達心理士として同じ場を共有することは重要なことです。今後も感染状況等に配慮しながら、臨床発達心理士の資質向上と交流につながる取り組みを増やしていきたいと考えております。

 本大会の開催にあたり、兵庫支部の皆様には、一年以上も前からご準備をいただきました。また、 全国大会運営委員会のメンバーの皆様にも毎月のオンライン会議を中心にお力添えをいただきました。関係する多くの皆様のお力添えに深く感謝いたします。

2023年1月
全国大会運営委員会委員長 西村 健一

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