社会言語科学会 第44回大会発表論文集(電子版)
The Japanese Association of Sociolinguistic Sciences

日程別一覧

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3月5日(木)

12:30
受付開始〔良心館3階 RY305前廊下〕

ワークショップ

13:00-15:30 ワークショップ1〔RY302〕
診療場面における「間主観性」 ―会話分析の視点から―
企画責任者:
串田 秀也(大阪教育大学)
参加者:
阿部 哲也(関西医科大学),大石 直子(関西医科大学),佐久間 博子 (関西医科大学),川島 理恵(京都産業大学)
ワークショップ2〔RY303〕
社会言語科学における対照研究の可能性
企画責任者:
多々良 直弘 (桜美林大学)
参加者:
新井 保裕(東洋大学),植野 貴志子(東京都市大学),櫻田 怜佳(日本女子大学),ツォイ エカテリーナ(一橋大学),
野村 佑子(順天堂大学),望月 雄介(名古屋大学),八木橋 宏勇(杏林大学)
15:45-15:50
会長挨拶〔RY103〕
片岡邦好(愛知大学)
15:50-16:05
発表賞受賞式・徳川賞受賞式〔RY103〕

招待講演

招待講演 〔RY103〕
16:10-17:40 新敬語「マジヤバイっす」―日常会話からメディアへ―
中村 桃子(関東学院大学)

3月6日(金)

8:30
受付開始〔良心館3階 RY305前廊下〕

招待発表,研究発表(口頭発表)

  セッション1〔RY301〕
司会:名塩 征史(広島大学)
セッション2〔RY302〕
司会:横森 大輔(九州大学)
セッション3〔RY303〕
司会:戸江 哲理(神戸女学院大学)
セッション4〔RY306〕
司会:又吉 里美(岡山大学)
9:00-9:30 福島原発事故に関する中国テレビドキュメンタリーの批判的談話分析
―二項対立構造を中心に―

張 碩(大阪大学)
授業型多人数会話における意図的なユニゾンの特徴
―大学生による模擬授業に即して―

山田 雅彦(東京学芸大学)
テレビのスポーツ実況中継におけるカット切り替え後の見どころ候補提案連鎖
劉 礫岩(NICT)
多言語社会ブータン王国における市場の言語
―歩み寄りの言語選択 裏通り市場の言語調査を中心に―

佐藤 美奈子(京都大学)
9:35-10:05 弔辞の談話構造とコミュニケーションスタイル
利岡 真帆(神戸大学)
An ethnographic examination of interaction affordances in multicultural contexts
ザイビーン ロエル(マサチューセッツ大学アマースト校)
話し合い場面における相互行為としての「不同意」の分析
―各聞き手が初めて意見を述べることが期待される位置を中心に―

馮 佳誉(関西学院大学)
「問い」と「答え」のズレからみるアイデンティティ
―在日コリアン親子によるナラティブの分析から―

薛 桃子(大阪大学)
  司会:梶丸 岳(京都大学) 司会:内藤 真理子(電気通信大学) 司会:杉浦 秀行(摂南大学) 司会:宮永 愛子(山口大学)
10:10-10:40 詩的実践としてのユーモア
―石垣島の旧盆行事アンガマ問答のプルリ・モーダル分析―

武黒 麻紀子(早稲田大学)
ピア・リーディングにおけるスタンスの示し方
―なぜ共通の理解が築けなかったのか―

久次 優子(大阪大学)
情報の受け取りで用いられる「か」と「かー」の相互行為上の働きについて
中馬 隼人(名古屋大学)
在日コリアン二世の方言接触
―首都圏に在住する慶尚道出身者の事例から―

吉田 さち(跡見学園女子大学),
松本 和子(東京大学),
金 廷姫(東京大学)
10:45-11:15 台湾語における文字使用と言語イデオロギー
―「台湾意識」をめぐって―

吉田 真悟(一橋大学)
インタビューにおける応答追求場面での主観的尺度によるスタンスの示し方
―労働条件の受容に関する質問に対する(元)日本語教師の回答から―

勝部 三奈子(大阪大学)
職業訓練活動での雑談における支援者の立場表明
岩田 夏穂(東京大学)
コイネー化における社会的意味と社会階層の役割
―日本のブラジルポルトガル語変種の事例―

松本 和子(東京大学),
奥村 晶子(東京大学)
  招待発表1〔RY301〕
司会:梶丸 岳(京都大学)
招待発表2〔RY302〕
司会:内藤 真理子(電気通信大学)
招待発表3〔RY303〕
司会:杉浦 秀行(摂南大学)
 
11:20-11:50 南米日系人のコンパラブルな語りにおける言語・非言語使用特性
松田 真希子(金沢大学)
日本語オノマトペは国際化できるか
―音象徴の実験研究から―

篠原 和子(東京農工大学)
会話における否定表現の使用傾向
野田 春美(神戸学院大学)
 

研究発表(ポスター発表)

ポスター発表 1 〔良心館4階中央階段西〕司会:遠藤 智子(東京大学)
13:20-14:35 P-01 外国人日本語学習者の意見表明における合意形成について ―初対面の日本語母語話者との意見述べの会話を通して―
許 明子(名古屋大学),肖 宇彤(名古屋大学)
P-02 修復シークエンスにおいてトラブルソースを常識的知識として扱うことの分析 ―日本人学生と留学生によるグループディスカッションデータを対象として―
嶋原 耕一(立教大学)
P-03 介護福祉士養成課程学生が利用者に拒否されたと感じたコミュニケーション ―介護実習のやり取りの分析―
吉田 輝美(新潟医療福祉大学),大場 美和子(昭和女子大学)
P-04 吃音者の相互行為 ―吃音に対処するための工夫に注目して―
澤井 雪乃(筑波大学)
P-05 短単位n-gramを用いた看護実習記録の「情報収集」から「アセスメント」への展開における表現の分析
山元 一晃(国際医療福祉大学),浅川 翔子(慶應義塾大学),加藤 林太郎(国際医療福祉大学)
P-06 日本語日常会話における「直接的不満表明」と「愚痴」―不満のターゲットと談話シークエンスに着目して―
アサド マリーナ(立命館大学)
P-07 初対面会話における日本語母語話者の談話展開 ―日本語学習者との比較から―
若松 史恵(一橋大学)
P-08 価値観をめぐるやりとりにおける成員カテゴリー化装置 ―日本語を母語とする大学生の雑談の分析から―
高井 美穂(大阪大学)
P-09 日本語におけるジェンダーに関わる表現の考察 ―「女子力」及び「女子力が高いね」に対する返答を中心に―
馬 雯雯(筑波大学)
P-10 相互行為を通して達成されるポライトネス ―話者間の意図が対立する際のスタンス調整によるポライトネス達成―
木村 恭大(明治学院大学)
P-11 ビジネス場面におけるタイ人と日本人による尊敬語・謙譲語の使用に関する考察 ―指標性の観点から―
チッターラーラック チャニカー(お茶の水女子大学)
P-12 実時間による敬語意識の経年変化と社会的要因 ―岡崎敬語調査から―
李 丹(専修大学),引田 梨菜(専修大学)
P-13 映画ポスターのキャッチフレーズの日中比較
王 珏奇(金沢大学)
P-14 「やさしい日本語」ニュースの見出しの機能 ―見出しの主題成分に着目して―
湯浅 千映子(大阪観光大学)
P-15 「ことばによる傷つき」に関する言語コミュニケーション論的問いの導出 ―心理学的研究のレビューから―
中川 佳保(大阪大学)
ポスター発表 2 〔良心館4階中央階段西〕司会:遠藤 智子(東京大学)
14:40-15:55 P-16 現代日本語のヴォイスの非対称性について ―「-aru」と韓国語「-jida(지다)」の対照を例に―
金谷 由美子(同志社大学)
P-17 日英語による課題達成対話の空間参照枠 ―参与者間での言語・非言語の相互作用―
谷村 緑(京都外国語大学),吉田 悦子(三重大学),仲本 康一郎(山梨大学)
P-18 会話の進行における「はい」の機能について ―韻律的特徴との関りから―
甲斐 朋子(大阪大学)
P-19 「質問―応答」連鎖で繰り返して質問すること ―連鎖の後方拡張を中心に―
梁 勝奎(名古屋大学)
P-20 入院前患者情報聴取における看護師の質問デザイン
大西 美穂(名古屋短期大学),舩田 千秋(名古屋大学医学部附属病院 メディカルITセンター),菊内 由貴(国立病院機構 四国がんセンター),
服部 兼敏(奈良学園大学)
P-21 英語の多様性とグローバル人材の習得英語について
五十嵐 優子(立命館大学)
P-22 コードスイッチングとアイデンティティの揺れ ―在日中国人留学生を対象にした一考察―
胡 頴傑(南山大学),森泉 哲(南山大学)
P-23 日本語学習者の語り文における習得階層 ―表現形式に注目して―
代 弟(横浜国立大学)
P-24 引用形式「と」の性質から見た繰り返し表現の機能 ―繰り返し表現による「感情的機能」を中心に―
カンジャマーポンクン サティダー(大阪大学)
P-25 多国籍アングロフォンコミュニティの言語変化 ―イギリス人話者による「所有を表わす英語表現」の言語内的要因―
平野 圭子(北九州市立大学)
P-26 中国人友人同士の食事場面における「遊び」としての対立
儲 叶(葉)明(筑波大学)
P-27 一般公開を視野に入れた「携帯メイルコーパス」整備の試み ―加藤安彦氏の遺志を受けて―
宮嵜 由美(明治大学),林 直樹(日本大学),田中 ゆかり(日本大学),三宅 和子(東洋大学)
P-28 日用品表記における連濁の不定状況
浅井 淳(大同大学)
P-29 「〇〇方言らしい」という意識とその形成過程について ―北海道方言を例に―
工藤 詩織(北海道大学)
P-30 ストーカー犯罪報道から考えるメディア・リテラシー ―「みだりにうろつく」のは誰か―
宿利 由希子(京都精華大学)

招待講演

招待講演 〔RY103〕
16:10-17:40 言語の哲学が社会言語学に解消しないのはなぜか
土屋 俊(大学改革支援・学位授与機構)
18:00-20:00
懇親会〔アマーク・ド・パラディ寒梅館〕

3月7日(土)

9:00
受付開始〔良心館3階 RY305前廊下〕

研究発表(口頭発表)

  セッション5〔RY301〕
司会:金 愛蘭(日本大学)
セッション6〔RY302〕
司会:平田 未季(北海道大学)
セッション7〔RY303〕
司会:増田 将伸(京都産業大学)
セッション8〔RY306〕
司会:舩橋 瑞貴(群馬大学)
9:30-10:00 日本アニメに対する英語字幕翻訳の年代による変化
―日本語のセリフと複数の英語字幕翻訳のテキストマイニング―

保坂 敏子(日本大学),
島田 めぐみ(日本大学)
感動詞「あら」の音調と機能
―『日本語日常会話コーパス』を例として―

加藤 恵梨(大手前大学),
石山 友之 (国際交流基金日本語国際センター)
高齢者の想定外の言語行動に対する調整の分析
―グループホームの外国人介護職員を対象に―

大場 美和子(昭和女子大学)
対人関係の観点から見た依頼に用いる可能形式の発話効果
李 娜(北海道大学)
10:05-10:35 社会文化的側面から見る翻訳シフト分析
―ノーベル賞受賞スピーチの英日翻訳を事例に―

長谷川 泰子(大阪大学)
「あなた」から見られるキャラクタ性について
―「品位」の観点から―

都 賢娥(北海道大学)
参与者の人間関係が制度的場面のやりとりに与える影響
―地域の食料品店における入店から商品選択までの雑談に着目して―

酒井 晴香(筑波大学)
依頼会話における両話者の心的状態の変化過程
―不快感の発生と変容を焦点に―

滕 越(東京大学)
  司会:脇 忠幸(福山大学) 司会:重野 裕美(広島経済大学) 司会:伊藤 翼斗(京都工芸繊維大学) 司会:建石 始(神戸女学院大学)
10:40-11:10 対話通訳実践中の通訳者の自発的発言についての考察
―新生児訪問模擬通訳場面における通訳規範の分析から―

飯田 奈美子(日本学術振興会)
インドネシア語会話における指示詞gituの談話的機能
―引用標識としての機能に基づく「説得」と「和らげ」―

藤崎 拓海(大阪大学)
仮説のシナリオ(hypothetical scenario)の相互構築において発生する笑い
―20代の女性多人数会話で共有される転職に関する意識を事例に―

児島 麦穂(大阪大学)
LINEの依頼におけるコミュニケーションの特徴
―メディア特性と状況による異なり―

三宅 和子(東洋大学)
11:15-11:45 見出し文で商用的にはたらく語句について
―雑誌記事見出しの場合―

大谷 鉄平(長崎外国語大学)
体験談におけるカラ・ノデの機能の違いについて
小玉 安恵(San Jose State University)
「対話の一体感」をもたらす音声インタラクションの時間的特徴
―ロボットと人の漫才対話データの分析から―

本井 佑衣(立命館大学),
岡本 雅史(立命館大学)
メディアの機能は言語使用をどのように変えるか?
―LINEチャット・携帯メール・対面会話における終助詞の使用と不使用を例に―

落合 哉人(筑波大学)
11:50-12:20   日本語,スウェーデン語とハンガリー語における現在パーフェクトの比較
―「現在との関連性」と結果性の相関関係―

トート マルトン(大阪大学)
思考とコミュニケーションは文法で出会う
―複雑な事態の表現手段としての文法―

吉川 正人(慶應義塾大学)
SNSによる文字チャットの会話における感動詞の日中対照
楊 虹(鹿児島県立短期大学)
12:20-13:30
JASSカフェ〔RY316〕

ワークショップ

13:30-16:00 ワークショップ3〔RY301〕
児童作文の評価システムの構築 ―紹介文をテーマとして―
企画責任者:
白勢 彩子 (東京学芸大学),
参加者:
齋藤 ひろみ(東京学芸大学),土屋 晴裕(東京学芸大学附属大泉小学校),成家 雅史(東京学芸大学附属小金井小学校),
安部 真治(東京学芸大学,大分市立南大分小学校),大澤 千恵子(東京学芸大学)
ワークショップ4〔RY302〕
言語創発学の試み ―言語の個人基盤と社会性をつなげるインターフェースの解明に向けて―
企画責任者:
中山 俊秀(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
参加者:
伝 康晴(千葉大学),細馬 宏道(早稲田大学),木村 大治 (京都大学)
ワークショップ5〔RY303〕
話し合いの可能性 ―異なる他者との対話を通した相転移―
企画責任者:
村田 和代(龍谷大学)
参加者:
水上 悦雄(情報通信研究機構),森本 郁代(関西学院大学),佐野 亘 (京都大学),佐藤 徹(高崎経済大学)

付録

企業広告(五十音順・敬称略)

大阪大学出版会 くろしお出版 ひつじ書房