第25回日本運動器看護学会学術集会

第25回日本運動器看護学会学術集会

会長ご挨拶

第25回日本運動器看護学会
学術集会 会長
佐藤 政枝
(横浜市立大学医学部看護学科 教授)
佐藤 政枝

この度、第25回日本運動器看護学会学術集会を、2025年6月28日(土)、29日(日)に、横浜市のみなとみらい21地区にあるはまぎんホールヴィアマーレで開催いたします。このような素晴らしい機会を与えてくださいました本学会理事会ならびに会員のみなさま、関係者の方々に、心より感謝を申し上げます。

コロナ禍を経て6年ぶりに、みなとみらいに戻っての対面開催となります。また、第25回という節目の年に、横浜の地でみなさまをお迎えできることを企画委員・実行委員一同、大変嬉しく存じます。

メインテーマは、「運動器看護における患者教育の再考 −患者中心のケア(PCC)と共有意思決定(SDM)−」といたしました。看護にとって「患者教育」「患者中心のケア」「共有意思決定」はいずれも重要なテーマですが、この3つの掛け合わせ「患者教育 × 患者中心のケア × 共有意思決定」から創造される新たな知を、本学術集会でみなさまと一緒に見つけたいと考えております。

プログラムは、教育講演、特別講演、交流シンポジウム、学生セッションなどを企画しています。それぞれにメインテーマをもとにした構想を練っておりますが、同時に運動器看護の魅力と醍醐味に迫る専門職のキャリアについても話題とする計画です。アカデミアと実践家とのダイナミックな対話と協同を大切にする本学会の価値をちりばめた2日間にしたいと考えています。これらの趣旨をご理解いただき、一般演題にも多くのエントリーをいただけることを願っております。

最後に、学術集会の顔となるイラストと書字は、医学書院のお仕事をきっかけにお付き合いのある芸術家のかとうゆみこさんにすべてお引き受けいただきました。いつものように私の要望を一つひとつ丁寧に確認しながら、本当にステキなデザインに仕上げてくださいました。様々な動きをした人たちの集まりを中心にケアの渦をつくっていくイメージは、まさに本学術集会を表現していると感じています。これらの作品は、ホームページ、ポスター、グッズなどの媒体を介して、余すことなくみなさまにお届けする予定です。イラストには様々に特徴を持った人物が登場していますので、この中からご自身や身近な誰かをみつけてみてください。

世界の海とつながる横浜みなとみらいで、みなさまと直接お目にかかれることを心待ちにしております。