公益社団法人日本顕微鏡学会 第64回シンポジウム
公益社団法人日本顕微鏡学会 第64回シンポジウム

開催挨拶

第64回シンポジウム開催にあたって

実行委員長 金子賢治

 この度、公益社団法人 日本顕微鏡学会では、第64回シンポジウムを第63回九州支部集会・学術講演会と合同で令和3年11月24日(水)~11月26日(金)の期間、九州大学医学部百年講堂(福岡市東区)において開催させて頂く事になりました。
 顕微科学の変遷とともに、益々解明しなくてはならない課題が山積しており、今後も弛みない研究が求められています。このような背景の下、本シンポジウムのメインテーマは

「顕微科学の未来をつめる〜これからるもの、えてくるもの〜」

とさせていただきました。
 基調講演は英国ケンブリッジ大学のPaul A. Midgley先生に、そして、招待講演者は材料系として阿部英司先生、西田稔先生のお二方、生物系として小路武彦先生、中村桂一郎先生のお二方にご登壇いただくことを予定しています。
 初日には基調講演と招待講演ならびに風戸奨励賞の受賞講演を、二日目には九州に根差している「3Dイメージング」のセッションを企画しています。また、公募セッションでは、シンポジストの方々から最先端の知見を皆様にお届けして頂く事を予定しています。三日目には招待講演と、学生をはじめとする若手研究者らによる口演セッション「若手演題」の公募を予定しています。さらに、シンポジウム期間中、顕微科学に関する最先端の情報を提供して頂くため、企業展示ブースやランチオンセミナーを設けさせて頂く予定です。
 全てのセッションにおいて、専門分野の垣根を越えた学術交流を目的としておりますので、お誘い合わせの上、奮ってご参加いただきますようお願いいたします。実りある有意義なシンポジウムとなりますよう、実行委員一同、粛々と準備を進めながら、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
 昨年来、世界を席巻しているコロナ禍において、様々なイベントが中止、延期、オンデマンド化、オンライン化されています。本シンポジウムにつきましては、安全な体制(三密を避ける、長時間の飲食を避ける、多人数の懇親の場を避ける)を念頭に置き、シンポジスト、参加者、協賛企業の皆様の安全・安心に最大限に配慮した対面型シンポジウムの開催に向け、実行委員会一同準備を行っております。このような状況下ではございますが、ワクチン接種などの対策により新型コロナウイルス感染が1日も早く終息し、皆様と安心して直接お会いできますことを切に願っております。