一般社団法人 日本LD学会 日本LD学会 第33回大会
一般社団法人 日本LD学会 日本LD学会 第33回大会

おせったい通信 No.2 2024年8月9日配信

日頃より、本会の活動にご理解とご協力を賜りありがとうございます。
第33回大会について、ご案内申し上げます。

特別講演・海外招聘講師関連シンポジウム・国際シンポジウム 是永かな子(高知大学)

 本おせったい通信では「特別講演」「海外招聘講師関連シンポジウム」「国際シンポジウム」を紹介します!

 「特別講演」はスウェーデン・イェーテボリ大学のクリストファー・ギルバーグ(Christopher Gillberg)氏による「自閉症とその他の神経発達症のESSENCE(エッセンス)The ESSENCE of Autism and other neurodevelopmental conditions」を予定しております。ギルバーグ氏が提唱した、神経発達障害のある子どもの早期の状態、またその見極め方であるESSENCE(神経発達的診察が必要になる早期徴候症候群)についてお話しいただきます。同タイトルの日本語訳本が出版されており、会場でも販売予定です。ぜひ耳で聞いて、目で読んで、会場で雰囲気を体感して、多感覚で学んでいただければと思います。

 「海外招聘講師関連シンポジウム」は、フィンランド・ユヴァスキュラ大学のティーナ・パルビアイネン(Tiina Parviainen)氏に「神経科学の観点からみる学齢期の子どもの発達と学習(Neuroscience perspective on development and learning in school-aged children)」のご講演を予定しております。パルビアイネン氏の神経科学研究の見地から、「子どもの脳は大人の脳とは異なる。幼い子どもの脳はより多くのニューロンや結合から始まり、使われないものは発達とともに消失する」こと、「子どもの学習と発達は、環境との相互作用に基づくネットワークの配線の上に成り立っている。発達中の脳は、相互作用への反応として脳そのものを修正できるという特別な力を持っている」ことなど、LD支援とLD研究関係者に知っておいていただきたいこと、期待したいことをお話しいただきます。パルビアイネン氏の講演の概要は2024年8月刊行予定の第33号第3号に掲載予定ですので、ぜひご一読いただき、講演にご参加いただければと思います。講演後には国際委員会企画ラウンドテーブルで直接パルビアイネン氏と交流・協議できる場も設けておりますので、そちらにもご参加いただければと思います。

 「学級経営」および「学校経営」に関する「国際シンポジウム」も企画しました。すでに複数回の事前交流活動も行っており、その様子はWebサイトで公開されております。大会当日には話題提供として、前半は「学級経営」をテーマに2名(スウェーデンの小学校教員;クリスティーナ・メッレル(Christina Möller)氏、日本の教員;元高知大学附属小学校・現高知県教育委員会の近藤修史氏)が登壇します。後半は「学校経営」をテーマに3名(フィンランドの小学校校長;カリータ・グラスゴー(Carita Glasgow)氏、フィンランドの日本人研究者;矢田研究員、愛媛県松山市立道後小学校校長;佐藤郁子氏)が登壇します。実践発表後は、主にフロアとの協議で内容を構成する予定です。四国と世界(北欧)の連携として、大会実行委員会と国際委員会との共同開催に初挑戦です!

通常参加申込み受付中

2024年7月9日〜9月24日(火)
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  • 当日参加受付は行いません。

一般公開講演参加申込み受付中

大会参加とは別にお申込(参加費無料)が必要です。
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託児の申込受付中

会期中、会場に託児室を設置いたします。
利用をご希望の方は、こちらから詳細を確認して9月30日(月)までにお申し込みください。

特別支援教育士資格更新ポイントと参加者のポイント申請について

本大会の参加者ポイントについてこちらから方法をご確認ください。