日本催眠医学心理学会 第65回大会

ご挨拶

 日本催眠医学心理学会の第65回本郷大会を、東京都文京区本郷にある東洋学園大学で2020年2月1日(土)と2日(日)に開催します。
 大変寒い冬の季節の開催ではありますが、東京ドームの横の都心の大学での開催となります。
 第1回大会が1956(昭和31)年に同じ文京区の東京教育大学で開催されてから65年、第55回大会が2009年に東洋学園大学で開かれてから早10年が経ち、1964年に東京オリンピックが開かれてから56年目の東京オリンピックの年となりました。
 2月1日(土)は研修会と懇親会、2月2日(日)は演題発表とシンポジウムというシンプルな構成です。今回は二日に渡っていた研修を一日にして、発表とシンポジウムも一日に納めて利便を図りました。どちらか1日だけの参加でもそれぞれ研修ポイントは出ます。
 2月2日(日)の午前は演題発表です。2階と3階の2つの会場に分かれて充実した7つの発表がされます。実証的研究から臨床的研究まで幅広い研究ご覧ください。引き続き、会員総会が開催されます。
 2月2日(日)の午後は2つのシンポジウムです。ひとつは本学会の創設から関わり日本の臨床に多大な足跡を残された成瀬悟策先生の追悼シンポジウムです。当初は本大会にお越しいただく計画だったのですが叶いませんでした。哀悼の意を表しつつのシンポジウムとなります。先生の著作の展示コーナーも設けます。
 もうひとつのシンポジウムは「トランスの発見〜その臨床利用〜」です。これは大会テーマでもあります。フロイトが無意識を発見するより前に、催眠領域では無意識とトランスを「発見」しています。
 シンポジウムでは催眠と関連する臨床動作学会、EMDR学会、日本臨床催眠学会、日本催眠医学心理学会の各理事長を初めとする諸学会の第一人者多数をシンポジストとして迎え、諸流派の交流を兼ねてトランスつながりの輪を広げ、盛り上がることができればと考えています。
 多くの皆様のご参加をお待ちしております。

東洋学園大学 鈴木義也