日本催眠医学心理学会 第65回大会

学術大会

学術大会日程

2/2(日)

午前 演題発表

3階会場
10:00
催眠による心理生理的変化 ―バイオマーカーを用いてー
10:30
滝行に伴う精神的変容の心理・生理的指標による検討
11:00
シンギングボウルの効果と被暗示性の関連についての研究
11:30
SD法による催眠感受性尺度の印象評定
2階会場
10:00
しびれる左手に聞いてみる。その「手」があったか
―不安から喚起される身体違和感への対処方略―
10:30
解離性健忘の事例
11:00
解離性同一性症のスイッチング(/人格変換/切り替わり)
―実臨床映像による2症例の検討―
12:00 総会(会員のみ)

午後 シンポジウム

2:00成瀬悟策先生追悼シンポジウム
対談者:
鶴 光代(東京福祉大学 日本催眠医学心理学会 元理事長)
齋藤 稔正 (立命館大学 日本催眠医学心理学会 元理事長)
司 会:
長谷川 明弘 (東洋英和女学院大学)

 我が国の催眠研究の先駆者であり、本学会の創設に尽力され、名誉理事長でもある成瀬悟策先生が、2019年8月3日に享年95歳で御逝去されました。本シンポジウムは成瀬先生へ追悼の意を表すとともに、成瀬先生の本学会や、日本リハビリテイション心理学会、日本心理臨床学会、日本臨床動作学会等における足跡を振り返りつつ、先生が我々にどのようなことを教えてくださったのかを感謝と敬意を込めて皆様と時間を共有したいと思います。
 成瀬先生から直接指導を受けて薫陶を受けたり、学術活動の中で強い接点をお持ちであったりした鶴光代先生と齋藤稔正先生をお招きし、会場内の方も交えて成瀬先生のご功績とお人柄を偲びたいと思います。

3:00 シンポジウム「トランスの発見〜その臨床利用〜」
□ 3:30
自律訓練法
○ 鈴木常元(駒沢大学)
○ 阿部真里子(阿部真里子臨床心理オフィス)
□ 4:00
動作法 
○ 鶴光代(東京福祉大学)
○ 長谷川明弘(東洋英和女学院大学)
□ 4:30
NLP
○ 岡本浩一(東洋英和女学院大学)
○ 上地明彦(関西外国語大学)
□ 5:00
EMDR
○ 市井雅哉(兵庫教育大学)
○ 飯森洋史(飯森クリニック)
□ 5:30
催眠 
○ 松木繁(花園大学)
○ 水谷みゆき(愛知医科大学)
□ 6:00
全体会
□ 司会 鈴木義也(東洋学園大学)
6:30
大会長閉会挨拶

 フロイトが無意識を「発見」するより前に、催眠は無意識やトランスを発見しています。このシンポジウムでは催眠やトランスとつながりのある各種の心理療法の第一人者の方々に次々と登場していただき、トランスを活用している関連流派との接点を探り、「トランスつながり」の輪が広がる場とするものです。
ひとつの療法につき30分の枠を設け、その療法をよく知る二人の先生をお招きしております。最初の約20分はその療法についてそれぞれの立場から紹介をしつつ、お二人で対談していただき、残りの10分程は質疑応答も交えフロア全体での対話に充てたいと思います。
以下同様に、各療法をそれぞれ30分枠で展開していき、最後に全体会を30分行います。
シンポジウム中の途中休憩はありませんので、参加者は必要に応じて適宜出入りしてください。すべてのシンポジストもフロアに同席しています。
バンドが次々と登場してはかわるがわる演奏する音楽ライブイベントさながらに、出席者の皆様は展開されるプレゼンをご覧いただきます。そのことで、催眠以外の「トランスつながり」の療法への知見を広め、他の療法からも催眠との関連した対話ができれば幸いです。