社会言語科学会 第46回大会発表論文集(電子版)
The Japanese Association of Sociolinguistic Sciences

日程別一覧

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3月3日(木)

12:30
google formでの受付開始
13:00〜13:30
開催校挨拶、会長挨拶
片桐恭弘(公立はこだて未来大学)
発表賞授賞式・徳川賞授賞式
13:45~13:50
ろう通訳についての説明(5分)

特別講演

13:50~15:20 特別講演1
「診療場面における意思決定:医師の非明示的な勧めをめぐって」
串田 秀也(大阪教育大学)
15:35~17:05 特別講演2
「「方言」で読み解く戦後日本語社会」
田中 ゆかり(日本大学)

3月4日(金)

8:30
google formでの受付開始

研究発表(口頭発表)

  セッション1 セッション2 セッション3 セッション4
9:00~9:30 家庭内言語接触とエンレジスターメント
―在北京日中国際結婚家庭を事例に―

小幡佳菜絵(Tsinghua University)
在韓日本人女性の語りに見られる日韓の政治・歴史的問題への係わり
―なぜ彼女たちは知識を得ようとしないのか―

竹村博恵(大阪大学)
日本語のナラティブの協働構築における参加者の意識と話題展開の分析
―母語話者同士で語る留学中の苦労話による人間関係促進のあり方の探求―

夏雨佳(東京外国語大学),中井陽子(東京外国語大学)
ほめのジレンマと「ほめる根拠の提示」というほめ直しストラテジー
― フェイスと会話分析の視点から―

趙文騰(北海道大学)
9:35~10:05 幼少期に中国と日本を往還した若者のアイデンティティの共通点と多様性
―アイデンティティ葛藤とその解決方略に焦点を当てて―

滕越(東京大学)
オンラインディスコースの(再)生産過程と「人道主義」の中のヘイト
―アニマルライツ団体の事例から―

木場安莉沙(名古屋文理大学),張応謙(大阪大学)
協働学習における学習者間の対等性についての再考
―日本語読解授業におけるペアワークを事例に―

久次優子(大阪大学)
名前をたずねる子供
―BBC News インタビューにおける大人と子供の相互行為分析―

細馬宏通(早稲田大学)
10:10~10:40 Among the Others: Language and Identity of Ukrainian Children Raised in Japan
ジャブコ,ユリヤ(茨城キリスト教大学)
SNSを通じて報道されるメディア・スポーツとメディア翻訳
多々良直弘(桜美林大学)
知識構築・伝達過程としての講義分析
―Legitimation Code Theoryを用いた日米理工系講義比較―

東條加寿子(大阪経済法科大学),国吉ニルソン(早稲田大学),野口ジュディー(神戸学院大学)
Stancetaking and public health: Understanding and combatting vaccine discourse through stance
池田麻衣子(龍谷大学)
10:45~11:15 在日台湾人女性の留学・結婚・子育てのライフストーリー
―日本・台湾の社会状況と当事者の主体性―

中村香苗(淡江大学)
東京都区部の商業言語景観にみる多言語使用の実態と課題
朝日祥之(国立国語研究所),黄叢叢(明治大学),呉梅(明治大学),星川睦(明治大学)
交渉談話に見られる限定表現の使用と主張態度の調整
劉海燕(東北大学)
Isshun yatta-Revisiting the stance: dialect interface from an indexical perspective
イセリ,ジョセフ(ハワイ大学)
11:20~11:50 在日外国人青年の母語認識と自己認識の発達と形成
―2人の若者のライフストーリから―

佐藤美奈子(国立民族学博物館)
商業地における非明示的禁止を含む禁止サインの日中比較
賈羽飛(金沢大学)
認知症グループホームにおける介助の業務と談話の分析
―在住外国人と技能実習生を対象に―

大場美和子(昭和女子大学),吉田輝美(名古屋市立大学)
日・英語の多人数会話における相互信念の形成
―会話参与者のスタンステーキングに注目して―

北澤茉奈(慶應義塾大学)
11:50~13:20
昼休み(1時間30分)

研究発表(ポスター発表)

ブレイクアウトルーム1
P-01 13:20~14:00 日本語のディスクレイマーが話し手の印象に与える影響―否定型と肯定型を比較して―
酒井拓人(愛知学院大学)
P-02 14:05~14:45 匿名状況におけるネガティヴ発言による心理的ダメージ―「死ね」「生きてる価値ない」「死んでほしい」「氏ね」の比較―
瀧澤純(ノースアジア大学)
P-03 14:50~15:30 2言語同時習得バイリンガル児の語彙獲得傾向分析―日馬バイリンガル児ケーススタディを中心に―
堀尾佳以(宇都宮大学)
P-04 15:35~16:15 複数言語話者による言語レパートリー活用の一考察―中国語母語話者によるWeiboでのトランスランゲージングに着目して―
唐萍(立命館大学)
ブレイクアウトルーム2
P-05 13:20~14:00 会話における修復の特徴と日本語教育―非明示的な修復に注目して―
千葉佳奈美(北海道大学)
P-06 14:05~14:45 日本語における懸念表明に対する慰め行動と性差
張楽(金沢大学)
P-07 14:50~15:30 三者会話の雑談の中に現れる話し合いの合意形成過程―日本語接触場面と中国語母語場面の比較分析―
丁一然(東京外国語大学)
P-08 15:35~16:15 戦前の朝鮮半島に居住していた「内地人」の日本語の中に現れる朝鮮語―坪田譲治[編]『綴方子供風土記』(1942年・実業之日本社)を中心に―
岡田祥平(新潟大学),生越直樹(東京大学)
ブレイクアウトルーム3
P-09 13:20~14:00 飲食品名にみられる連濁の語感―「たれ」の事例―
浅井淳(大同大学)
P-10 14:05~14:45 外国語教師教育の枠組としての「日本語教育人材の養成・研修の在り方」の特徴―European Profiling Gridとの比較をもとに―
保坂敏子(日本大学),島田めぐみ(日本大学),杉田千里(国際交流基金パリ日本文化会館),藤光由子(国際交流基金ロンドン日本文化センター),増田朋子(神奈川大学),本廣田鶴子(大阪大学),谷部弘子(東京学芸大学)
P-11 14:50~15:30 「当用漢字改訂音訓表」における音訓の追加の研究
髙橋雄太(明治大学)
P-12 15:35~16:15 ピア・レスポンスにおける沈黙は何を意味するか―沈黙明け行動の類型と可能性―
立見洸貴(名古屋大学)
ブレイクアウトルーム4
P-13 13:20~14:00 産出に取り入れられない「気づき」―生教材を用いた口頭表現クラスの事例をもとに―
舩橋瑞貴(群馬大学),平田未季(北海道大学)
P-14 14:05~14:45 非漢字圏新住民の中国語使用に関する現状と課題―台湾の事例―
服部明子(三重大学),鈴木崇夫(愛知淑徳大学),黄文哲(三重大学)
P-15 14:50~15:30 日本のコミュニケーションモデルの特徴―漫才とマナーポスターの分析―
崔チョンア(金沢大学)
P-16 15:35~16:15 第二言語話者のアイデンティティ実践について―「学び」を中心にしたアイデンティティ構築―
SPAIN, Drew(筑波大学)
ブレイクアウトルーム5
P-17 13:20~14:00 動作の表現と人物像の日中比較―小説『三体』『七回死んだ男』の用例から―
宿利由希子(東北大学),王睿来(韓山師範学院),羅希(広東技術師範大学),揣迪之(仲愷農業工程学院)
P-18 14:05~14:45 母語話者と学習者の日英語移動表現における事態認識―副詞的要素の使用から―
眞野美穂(鳴門教育大学),吉成祐子(岐阜大学)
P-19 14:50~15:30 トピック内で見られる日本語学習者の聞き手行動の特徴―日本語母語話者のパターンからの逸脱に注目して―
野田加代(群馬大学)
ブレイクアウトルーム6
P-20 13:20~14:00 Language Change and the Use of the Particle Shi : Meta Linguistic Comments of Japanese Native Speakers
野間典子(アリゾナ大学)
P-21 14:05~14:45 複合的活動の組織化における関与配分の再考―科学教室を例に―
城綾実(立命館大学),牧野遼作(広島工業大学/早稲田大学),石川奈保子(早稲田大学),臼田泰如(国立国語研究所),山本敦(早稲田大学),門田圭祐(早稲田大学/日本学術振興会),楊潔(早稲田大学),宗政由桐(早稲田大学)
P-22 14:50~15:30 発話の同調現象からみた交感機能―会話分析の立場から―
肖潔(北海道大学)

研究発表(口頭発表)

  セッション5 セッション6 セッション7 セッション8
16:30~17:00 アイデンティティ構築のジレンマ―精神障害を語るナラティブを事例に―
周氷竹(大阪大学)
自問発話「何というか」の音調の多様性と習得について―日本語学習者と母語話者に焦点をあてて―
須藤潤(同志社大学),小西円(東京学芸大学)
新聞の投書記事における「(よ)う」「たい」に付加される「と思う」の機能
金沢じゅん(東京大学)
英語コーパスCOHAに見る引用導入表現be + likeの用法の変遷
溝上瑛梨(近畿大学)
17:05~17:35 Examining the Role of Foreigner Identity in Intercultural Communication: Exploring the Phenomenon of “Gaijin Power” in Japanese Society
Jajoo, Swastika(東北大学)
ドラマ内相互行為に現れる非流暢性要素の特徴―日常会話との比較から―
伊藤有梨(立命館大学),岡本雅史(立命館大学)
日本語母語話者の日常会話における終助詞「よ」「ね」の使用と自閉傾向の関係―日本語日常会話コーパスを用いた検討―
直江大河(東北大学/国立障害者リハビリテーションセンター研究所),南部智史(モナッシュ大学),鈴木あすみ(東北大学, 国立障害者リハビリテーションセンター研究所),小磯花絵(国立国語研究所),幕内充(国立障害者リハビリテーションセンター研究所)
もし「主語」や「動詞」がなかったら―主語無し発話・動詞無し発話から探る会話と文法の関係性―
吉川正人(慶應義塾大学)
17:45~
懇親会

3月5日(土)

8:30
google formでの受付開始

研究発表(口頭発表)

  セッション9 セッション10 セッション11 セッション12
9:00~9:30 日本人・非日本人の日本語使用に対する言語イデオロギーの比較―バラエティ番組における言語的逸脱の演出から―
楊留(筑波大学)
母語話者が非母語話者の日本語レベルに応じて行う意識的配慮・言語的調整の分析―接触経験が多い母語話者1名に着目して―
張瀟尹(一橋大学)
議論を始める手続きに関する考察―インフォーマルな話し合いの開始部に着目して―
馮佳誉(関西学院大学)
相手の評価の理由に対する抵抗的な反応―中国語の「我觉得(wojuede 私が思う)」の働き―
張麗(関西学院大学)
9:35~10:05 北京語と広東語に対する言語意識の比較―中国人を対象としたWEBアンケート調査の結果から―
李丹(専修大学)
看護師を目指す留学生が直面する困難とは―ライティング教材開発のためのインタビュー調査から―
山元一晃(金城学院大学),加藤林太郎(国際医療福祉大学),浅川翔子(慶應義塾大学)
セールス会話の展開と雑談との接点―地域の食料品店における常連客と店員のやりとりの分析―
酒井晴香(筑波大学)
日本語と中国語におけるほのめかし―ストラテジー及び言語形式から―
頼俊雯(大阪大学)
10:10~10:40 現代フランスの地域言語の現状―アルザス地域を事例として―
杉浦黎(東京大学)
縦断的会話データにみる日本語学習者の語用論的能力―不同意表明を対象とした予備的分析―
堀田智子(東北大学)
友人同士の日常会話における助言―会話分析の視点から―
初田絢奈(アリゾナ大学)
日本語学習者と日本語母語話者の課題達成談話―接触場面における配慮行動に注目して―
古田朋子(関西大学),山本晃彦(鈴鹿大学),張盛傑(無所属)
10:45~11:15 長期的方言接触による言語変化―英語話者による文法的変化―
平野圭子(北九州市立大学)
好ましくない事態の描写ストラテジーとメディア特性―日本語・インドネシア語による低評価の口コミ投稿を対象に―
ルスタンディ,アンディニ(金沢大学)
あからさまな噓で開始する「遊び」の対立
西阪亮(関西学院大学)
接触場面での非対称的関係はいかにして構築されるか?―日本語初対面会話におけるインポライトネスからみる事例分析―
藤平真由美(放送大学)
11:20~11:50 【招待発表】
高度経済成長と方言分布 -太平洋ベルト、集団就職、キリシタン語彙-
小川俊輔(県立広島大学)
【招待発表】
接続表現における動態変化
甲田直美(東北大学)
【招待発表】
間投助詞「さ」と話題の関係
中俣尚己(京都教育大学)
 
11:50~13:20
昼休み(JASSカフェ

ワークショップ

13:20~15:50 ワークショップ1
会話データ分析の教材開発と授業実践を考える―教師と学生による「研究と実践の連携」の可能性―
企画責任者:
中井陽子(東京外国語大学)
参加者:
大場美和子(昭和女子大学),寅丸真澄(早稲田大学)
ワークショップ2
ファミリー・ランゲージ・ポリシー―現状との展望―
企画責任者:
福田牧子(バルセロナ自治大学)
参加者:
横井幸子(大阪大学),段上知里(英国ヨークセントジョン大学),本林響子(お茶の水女子大学大学院)

付録

企業広告(五十音順・敬称略)

研究社 ひつじ書房