このたび、2026年5月25日(月)~27日(水)の日程で、日本顕微鏡学会・第82回学術講演会を仙台国際センター(仙台市)で開催いたします。顕微鏡学に関する最新の研究成果を共有し、活発な議論を行う場となるよう、鋭意準備を進めております。
第82回学術講演会のテーマは「マルチディシプリナリー研究のためのマルチスケール・マルチモーダル顕微鏡学」といたしました。近年、顕微鏡技術はますます多様化・高度化し、ナノからマクロまでのスケールを自在に行き来しながら、異なるモダリティを組み合わせることで新たな知見を生み出しています。さらに、分野横断的な研究が拡大し、医学・生命科学、金属・無機・物理・化学にわたる材料科学、情報科学など、幅広い領域での融合が加速しています。加えて、仙台では、次世代放射光施設ナノテラスが2024年に運用を開始し、2025年からは東北大学の顕微鏡関連施設を連携する東北先端顕微鏡センターも始動しております。本大会が、こうした潮流を共有し、異分野の研究者が交わることで新しい発想と挑戦を生み出す場となることを期待しています。このため、セッション構成では、従来の「装置系」「材料系」「生物系」に加えて、多くのセッションを「分野融合」の視点から編成し、異分野連携をさらに深めるプログラムを企画しています。
仙台大会では、引き続き、若手育成のための国際若手シンポジウム、将来を担う中高校生の皆さんに顕微鏡とその関連研究の魅力を伝える市民公開講座と体験ワークショップ、キャリア支援コーナーなどを含む、多彩なプログラム・イベントを計画しています。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
公益社団法人日本顕微鏡学会
第82回学術講演会
実行委員長 津田 健治
(東北大学 多元物質科学研究所 教授
東北先端顕微鏡センター センター長)
第82回学術講演会
実行委員長 津田 健治
(東北大学 多元物質科学研究所 教授
東北先端顕微鏡センター センター長)



