日本学校心理士会2025年度大会
  • 日程(対面+ライブ):2025年11月9日[日] 9:00~17:20
  • 会場 北翔大学 札幌円山キャンパス+ライブ配信
日本学校心理士会2025年度大会
日本学校心理士会2025年度大会
日本学校心理士会2025年度大会
日本学校心理士会2025年度大会
複雑化・多様化する子どもたちの課題に応える学校心理師の役割

日本学校心理士会2025年度大会

ご挨拶

 1997(平成9)年4月に「学校心理士」の資格認定を開始してから,28年が経過しました。そして,2006(平成 18)年に,第1回の「学校心理士」の総会並びに研修会が開催されました。2020(令和2)年には新型コロナウイルス感染症の影響で総会並びに研修会が中止となり,今回が第19回の総会・研修会ということになります。2020年以降は,多くの方の参加が可能となるように,オンデマンド方式での開催が中心となりましたが,対面方式での開催の希望もあり,今年度は大会初日の基調講演とシンポジウム,ポスター発表を対面方式で開催することとしました。次年度は,第20回大会の記念大会ということもあり,コロナ禍以前の方式で準備を進めたいと考えています。

 さて,毎年報告される文部科学省の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の令和5年度の結果では,小・中学校の不登校児童・生徒数は約34万6千人となり,初めて30万人を超えました。また,いじめの重大事態も 923 件と過去最高の件数を数えて,非行,高校中退,無気力,自殺などの問題は深刻さを増し,その原因は複雑化・多様化の様相を示していると考えられます。これらの問題に直面している児童生徒のほかにも,学習障害や発達障害のある児童生徒に対して,健康で充実した学校生活を送ることができるようにすることが学校に求められています。したがって,学校心理士には,「チーム学校の一員」として,不安な社会情勢の中でも,将来に希望をもって逞しく成長できるよう子どもたちを支援することが期待されています。今年度の大会は,準備委員長を北翔大学の三浦 公裕先生,事務局長を同じく山田 潮先生が担当してくれることになり,大会テーマを「複雑化・多様化する子どもたちの課題に応える学校心理士の役割」とし,各研修プログラムを計画・準備していただいています。

 本年2025年度の大会については,2026年度の第20回大会のプレ大会と位置付け,対面・ライブ方式で実施し,研修会は昨年同様にオンデマンド方式で多くの皆様に更新ポイントを取得できるように開催いたします。

 なお,今年度より更新ポイントは10ポイント必要になります。会員の皆さまにとって,多くの学びの機会が得られますように,研修は12講座を予定し,会期中であれば,インターネット環境のある場所で,いつでも受講できるように準備しています。ぜひ多くの方の参加を期待しております。

日本学校心理士会会長 山谷 敬三郎