2025年8月22日配信
日頃より、本会の活動にご理解とご協力を賜りありがとうございます。
第34回大会について、ご案内申し上げます。
「多層指導モデルMIM(ミム)をとことん!」
教育講演1講師
海津 亜希子(明治学院大学、日本LD学会 理事長)
こんにちは。このところの尋常ではない暑さ。お身体などくずされていませんでしょうか。
さて,第34回大会では2005年から着手している多層指導モデルMIM(ミム)についての講演をオンデマンドでいたします。もうMIMの研究をはじめてから20年が経つのですね。ちょっとびっくりです。でも,今やMIMが私の研究におけるライフワークになっていますし,研究者としての心のよりどころにもなっています。自分が大切にしたいことそのものであり,自分を導いてくれるものでもあります。
その背景には,これまで私に示唆を与えてくださった多くの現場の先生方の存在があります。現場発信の素晴らしいアイデア,気づき,課題がMIMの研究を活き活きと躍動的なものにしてくれています。そして,何よりも,
- 学校の中で困っている子どもたちの存在を何とかしなくてはという願い。
- この子どもたちが少しでも「学びを楽しみ」,学校の中でキラキラの笑顔をみせてくれること。
- 自分の存在価値を認め,心地よい居場所を見つけ出せること
そんなお手伝いをMIMができたらと思っています。
昨年度から隔週で小学校1年生にMIMの授業をしています。昨年度は1クラスでしたが,今年度は2クラスです。1学期にはクラスの皆が楽しく手応えを感じられるような1stステージ指導を展開。2学期からは1stステージ指導のみでは習得が難しい子どもたちに焦点を当てた2ndステージ指導。3学期には小集団指導も取り入れながらのさらに習得が厳しい子どもたちを輝かせるための3rdステージ指導。
実は,子どもたちに学校の中での価値観を多様に広げ,わくわくするような世界を共有すべく,“魔女学校から来たMIM先生”ということで黒のワンピースを着て毎回お邪魔しています。これまでの価値観をひっくり返したり,広げたり。子どもたちに魔法をかけるべく始めた授業でしたが,子どもたちから「こんなことで困っているんだよ」「こういうことを待っているんだよ」という心の声が響いてきて,はっとさせられてり,心が痛んだり,しあわせな気持ちになれたり,こちらが子どもたちに魔法をかけられているようです。
そんなMIMの話をご紹介できたらと思っています。
教育講演1(オンデマンド)
「誰一人取り残さない教育とは ―多層指導モデルMIMをもとに考える―」
- 講師:
- 海津 亜希子(明治学院大学)
通常参加申込み受付中
- 通常参加申込期間:
- 2025年7月8日(火)~9月23日(火)
- 諸費用の納入期限:
- 2025年9月23日(火)
- 会場での当日参加受付は行いません。
託児の申込受付中
会期中、会場に託児室を設置いたします。
利用をご希望の方は、託児のご案内ページから利用規約をお読みいただき、ご理解・ご同意の上、10月4日(土) 17:00までにお申し込みください。
特別支援教育士資格更新ポイントと参加者のポイント申請について
本大会の参加者ポイントについては、資格更新ポイントのご案内ページからご確認ください。