公益社団法人日本顕微鏡学会 第79回学術講演会
  • 会期 2023年6月26日(月)~28日(水)  
    会場 くにびきメッセ(〒690-0826 島根県松江市学園南1丁目2番1号)

ご挨拶

 このたび、第79回日本顕微鏡学会学術講演会を島根県松江市 くにびきメッセで開催することになりました。会期は、2023年6月26日(月)から6月28日(水)の3日間です。顕微鏡学の基礎から応用にわたる多くの皆様に満足していただける講演会とする所存です。皆様の積極的なご参加をお待ちしています。

 今回の学術講演会のテーマは、「広がる顕微研究の地平線」です。顕微鏡法は、材料、医学・生物分野における研究開発の基盤的技術です。近年、顕微鏡本体・周辺機器および AI 技術と結びついた解析技術等の革新的な高度化が次々に達成されるとともに、顕微鏡法の応用範囲が拡大しています。顕微研究の前途には、まさに、これまでは見えなかったものが見えるようになるという、新たな「地平線」が広がっています。実行委員会・プログラム委員会では、皆様に満足していただける学術講演会とするために、顕微研究の現況を踏まえて再編成した一般講演セッションを中心に広く演題を募集すると共に、複数のトピックスをシンポジウムとして取り上げ、最先端の研究動向をお知らせし活発に討論して頂きたいと考えています。2022年度に引き続いて若手育成のための国際若手シンポジウム(6月25日)を企画するとともに、国際会議IAMNano 2023(International workshop on Advanced and in-situ Microscopies of functional Nanomaterials and devices; 6月28日~7月1日)と連接します。また、公益法人として次の世代を担う小中高校生にも顕微鏡の面白さを伝えるべく市民公開講座および顕微鏡体験ワークショップ(6月25日)を開催します。

 開催形態としては、参加者間の交流を活性化するため、原則現地開催とします。シンポジウムおよびチュートリアルの一部については、オンデマンド配信も併設する予定です。

 会場がある松江市は、東西に長い島根県の西側に位置し、日本の夕日百選にも選出されている宍道湖、中海や、堀川に囲まれた松江城など多様な水域に恵まれた「水の都」として有名な山陰最大の都市です。美肌の湯として有名な玉造温泉など温泉地としても有名であり、食においては日本海のノドグロや宍道湖のシジミ、日本酒やワインなど風味豊かな食材を楽しめます。西に足を延ばせば、縁結びの神として名高い出雲大社を、東に足を延ばせば、美しい日本庭園で世界的に有名な足立美術館を訪れていただけます。学術講演会の前後に、山陰の情景に心を落ち着かせながら一息つかれてみては如何でしょうか。

 “神々の国・ご縁の国”しまねで、顕微鏡に関わる多くの皆様に、よいご縁を結んでいただけることを心よりお待ちしています。

  • 公益社団法人日本顕微鏡学会
    第79回学術講演会
    実行委員長 荒河 一渡
    (島根大学)
  • 実行委員長 荒河 一渡