生物系電子顕微鏡法に携わる皆様を対象に、試料作製の基本から、電子顕微鏡の構造や動作原理といった最低限の物理的基礎までを体系的に学べるチュートリアルセッションを開催いたします。本セッションは、3年間を通じて、生物分野で電子顕微鏡を活用する上で必要な重要知識を網羅的に提供するプログラムの初年度にあたります。
今年度は、基礎的な内容を中心に据え、学生の皆様をはじめ、電子顕微鏡技師資格をお持ちの方の知識の再確認や、新たな手法に挑戦する研究者の方々にも役立つ内容を予定しています。初心者から経験者まで、幅広いレベルに対応できる構成となっています。電子顕微鏡の基本を再確認したい方や、新たなスキルを習得したい方は、この機会をぜひご活用ください。
また、本セッションの講義内容は、学会終了後、学会員専用コンテンツとして動画配信を予定しております。
(なお、学生の方がこのセッションのみを受講される場合、学会への参加登録は不要で、会員・非会員を問わず受講可能です。)
【開催日】
2025年6月11日 (水) 14:30~17:30
【開催地】
福岡国際会議場
【担当プログラム委員】
太田啓介(久留米大学)
- 試験の概要と1級技士筆記試験の解説
- 電顕生物試料作製:様々な生物と固定・包埋
- 超薄切片作製:トリミング~薄切
- 電子線の基礎的な物理学
- TEMの構造の基礎
(講師調整中)